「そうだ、京都に行こう。」
そう決めたのは1週間くらい前のこと。
トレイルランニングのレースに出場するためだ。コロナの影響で去年こそ行けなかったものの、それまでは毎年観光で京都を訪れていた。京都が大好きなのだ。
そんな京都でレースが開催されるのは、まさに絶好の機会である。
僕にとっての京都は、癒しの場所なのだ。心が病んでるとか、メンタルがヘラっているとか、そういう訳ではない。
京都を訪れるのは、いつも過酷な夏山の大縦走を終えた直後である。何もない山奥で数日間一人で過ごし、肉体的にも精神的にもボロボロになって下山する。そこでエネルギーをチャージするために、いつも京都を訪れているのだ。
2年前は、京都で開催されたトライアスロンの大会にも出場した。わざわざ、東京から遠い大会に出場したのも、観光を兼ねて楽しめるからである。

このように数年前から、僕の旅行のスタイルは「レース & トラベル」に変わりつつある。各地で開催される大会に出場し、そのついでに観光も楽しんじゃおう、というものだ。
時間の面でもコストの面でも、これが一番効率が良い。
そして、レース & トラベルの1番の魅力と言えば、メシがうまい。
これはあえてウマそうな店を狙っていくというわけではない。もちろんある程度は事前にリサーチしていくが、基本的にカラダはボロボロで「早くなんか食いたい状態」だから、なにを食べてもうまいのだ。
「なにを食べるかではなく、どう食べるか」が僕の中の楽しみ方である。
あとは、その土地の文化に触れたり、新しい発見があることも、非日常的で楽しい。
とまぁ、そんな感じなわけだけど、
大好きな京都で、大好きなトレイルランニングのレースが楽しめるのは、本当にありがたいことだ。ただ、レース自体は遊びではなく、あくまで自分の中での挑戦なので、完走できる保証はない。
出場するのが「京都グランドトラバース」。もう名前からして壮大なわけだが、それもそう。距離が55kmなのだ(制限時間12時間)とんでもなく長い。京都の街を囲う西山、北山、東山をすべて通過するルートだ。スタートが嵐山で、貴船、鞍馬、比叡山、大文字山を通過、そして山科毘沙門堂がゴールとなる。
僕がトレイルでもっとも長く走った距離が42km(黒姫Rocking Bearと神戸六甲トレイルレース)だから、過去最長のレースとなる。制限時間もあるので、しっかり練習しなければ完走は難しい。
そして、もう一つ心配なことがある。
真夏の京都の暑さだ。毎年観光で訪れているのでわかるが、夏の京都はとんでもなく暑くなる。過去にも熱中症でリタイアした選手がそこそこいるそうだ。
9月じゃなくてもう少し涼しくなってからやればいいのに… と思ってしまうが、まぁ逆にちょうど良かったかもしれない。
というのも、夏はランニングの練習をサボりがちになるから。暑いし、距離も踏めないし、携行する水も重いし、いくらでもサボる口実ができてしまうのだ。
だから、大会があるからサボれない口実ができたと思えばいい。サボってもいいけど、大会でカッコ悪い思いするのは自分だよ?って自分に鞭を打てる。変態
今年は梅雨入りも早いし、夏もとんでもない暑さになりそうな予感がする。レースに向けて、夏も積極的にランニングをして、暑さに対する耐性を付けていくしかない。
心配なことは多いが、それ以上に、京都の美しい街並みを眺めながら走れることが本当に楽しみだ。