The Power of Fuji.

人生5度目の富士登山に行ってきました。

1回目:吉田口5合目
2回目:馬返しから吉田ルート(0.5合目)
3回目:北口本宮富士浅間神社から吉田ルート(0合目)
4回目:御殿場ルート
5回目:御殿場ルート
*いずれも日帰り

毎回違うスタイルで登るようにしているのですが、今年は昨年と同様、御殿場ルートで登ってきました。

Amazonで購入した懐中電灯が意外と優秀で、夜間の登山でとんでもない威力を発揮。ヘッドライトがサブ的な位置付けになってます。昨年トライした南アルプスの甲斐駒ヶ岳でも大活躍しました(未掲載)

4時を過ぎると空が明るくなってきます。紫と橙色の空が幻想的。背を向けて歩くのがもったないくらいの絶景です。

今回唯一違う試みと言えば、Vibram Five Fingersで登ったことです。ワラーチと同様に裸足に近い感覚なのでとても歩きやすい。普段のロードランニングや登山でも愛用しています。

がしかし、これが大失敗。御殿場ルートは砂礫の登山道なので、くるぶしの隙間から小石が侵入してくる。痛いわけです。ゲイターでカバーすれば防ぐこともできたのでしょうが、時すでに遅し。我慢のピークに達する → 脱いで小石を捨てる → またすぐに小石が入ってくる → 我慢のピークに達する → 脱いで小石を捨てる、という無限ループ。

諦めて、途中まで裸足で歩くことにしました。これが意外と快適。むしろ、砂浜の上を歩いているようで気持ちよかったのです。また新たな扉が開けたような気がしました。標高が上がると徐々に砂礫は減るので歩きやすくなります。

予報は晴れでしたが、少しずつガスってきました。時折ポツポツと雨も降ってきました。

そんなこんなで出発から6時間30分で剣ヶ峰(日本最高地点)に到着。

山頂で食べるカップラがこの世で一番美味しいと思っています。麓で協力金は払っていますが(任意)、富士登山自体は無料なので(吉田ルートを除く)、できるだけお金は使うようにしています。午後から天候が崩れるそうなので、食べ終わったら速攻で下山開始。

山頂での滞在時間を減らす理由は、午後は天候が崩れやすいことと、低酸素の影響を少なくすることです。せっかく登ったからにはもう少しゆっくりしたい気持ちもありますが、山頂で長居してあまり良いことはありません。あとは単純に寒いです。気温は12度くらい。風も吹いていますので体感温度はさらに低くなります。ですので、やるべきことを済ませたら速攻で下山するのが自分の中での鉄則です。

山頂から1時間50分で下山。あっという間の下山でしたが、小石の侵入に見舞われ、20回くらいは靴を脱ぎました。来年の課題ができました。

とは言え、いつ登っても「パワー」をもらえるのが富士山ですね。地元にいても、旅行に行っても、どこかの山に登っても「あ、富士山が見える!」となりますから、それだけ魅力的で“身近な山”であることは間違いありません。ニュースで散々報じられているので敢えて言うまでもありませんが、リスクも十分にあることを理解した上で登山を楽しみましょう。

The Power of Fuji.

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