【Basi Systems】ピラティスマシンの購入方法について解説します。

6月初旬に注文していたBasi Systemsのピラティスマシンがやっと到着しました。

現在通っているマシンインストラクター養成コースの同期からも「どうやって買ったの?」と相談を受けますので、こちらにまとめておきます。

結構大変でしたので、今後購入を考えている方の参考になればと思います。

目次

Basi Systems公式サイトから購入

まず、Basi Systemsの公式サイトから購入します。

「PILATES EQUIPMENT」 → 「Equipment」 → (適当なマシンでOK)の順に進んでいきます。

するとページ下部に「Drop Us A Line(Contact – Us)」という部分がありますので、ここから担当者に連絡します。

「”カートに入れる”みたいなのはないの?」と思いますがありません。そして、すべて英語。担当者との会話ももちろん英語。英語が苦手な方は初っ端から出鼻を挫かれるので、ここが一番敷居が高いかと思います。英語が得意な友人に頼むか、Google翻訳などを利用しましょう。

なお、Basi Systemsの公式サイト以外からも購入できるようですが、シートの色(8種類)が選べなかったり、マシンに不具合があった場合など備えて、本家から購入することを勧めます。

見積もりをしてもらう

購入希望のマシンが決まったら、担当者に見積もりをしてもらいます。

  • 購入希望のマシン
  • シートの色(8種類)
  • Basi Pilatesの養成コース生・卒業生であることを伝える

上記の内容を伝えておくとやりとりがスムースです。1 ~ 3日くらいで連絡がきます。

また、Basi Pilatesの養成コース生、または卒業生であることを伝えると、10%ほど割引してもらえますので見積もりの際に必ず伝えてください。

僕はマットの養成コースに通っている時に注文したので、まだマシンの養成コースが始まっていないという場合でも大丈夫そうです。

購入したマシンと合計金額

購入したマシン

  • Cadillac
  • Reformer
  • Wunda Chair
  • F2 Arm Chair with Ladder Barrel
  • Spine Corrector
  • Jump Board、Cushion Blockなど

購入したマシンがこちらです。スタジオのスペースと相談した結果、なんとか入りそうでしたのでフルセットで購入しました(Ped-a-Pull以外)。せっかくピラティスをやるなら、とことんやりたいという気持ちがありました。

合計金額

気になる金額ですが、新車が買えるくらいの金額です。

見積書

こちらが最終的な見積もりです。

合計金額が20,180ドルですので、日本円で「2,643,580円」になります(1ドル130円換算)

  • 日本での消費税
  • 搬入・組み立て費(依頼しない場合は発生しない)

ここからさらに、上記の費用が発生します。

後述しますが「日本での消費税」が発生する点に注意が必要です。これが約30万円ほどかかりました。

ですので、合計すると約300万円ほどかかりました。

シートの色

Basi Systemsは8種類の中からシートの色を選べます。

僕は悩んだ結果「Anthracite Gray」を選びました。一番スタンダードな色なので部屋のコーディネーションを考えやすいと思ったからです。”無難”というやつですね。あとはずっと使い続けるものなので、汚れが目立ちにくいというのも決め手でした。

Dark Cool Sand(ベージュ)やPristine White(ホワイト)もオシャレなので最後まで悩みました。好みで決めてください。

支払いについて

見積もりに同意できましたらその旨を伝えます。支払い手続きに進みましょう。

  • クレジットカード
  • Wire Transfer(銀行からの海外送金)

支払い方法は上記の2通りです。

僕はWire Transferで支払いました。というのも、クレジットカードで支払うほうが圧倒的にラクですが、クレジット会社や契約グレードによって支払い上限額が決められているのです。数万円の買い物なら問題ないのでしょうけど、なんせ高額なのでクレジットカードの利用は難しいのではないかと思われます。

少々面倒ですが、銀行に足を運びWire Transferで支払いました。窓口に行くと海外送金用の記入用紙を貰えますので、口座情報を記入しましょう。

なお、2回までの分割払いができるようです。

為替による価格変動

為替レートによって価格が変動します。僕の時(2021年6月初旬)は1ドル130円前後でしたが、現在は140円台後半です。大きな買い物なので数万円 ~ 数十万円単位で金額が変わりますのでタイミングに注意してください。

もし円安が続いているようなら、為替が落ち着くまで待つのもありです。記入用紙に「決済希望日」的な欄がありましたが、基本的には当日 ~ 翌日決済だと思います。詳しくは窓口で聞いてみてください。

【トラブル発生】入港までの流れ

支払い手続きが終わりましたら、あとは待つのみです。

購入時期にもよりますが、僕の場合は「5ヶ月」かかりました。通常は3ヶ月前後で届くようですが、恐らくコロナ禍による影響だと思われます。

荷物はトルコのイスタンブールから船便で送られてきます。到着予定時期から1ヶ月前くらいになると、JCCという日本の運送会社から連絡があります。

ここで思わぬ事態が。

日本に入港するのに「消費税がかかる」とのこと。関税はかからないけれど消費税はかかるらしいのです。頭の中が「???」でした。というのも「消費税込み」の見積もりをしてもらったし、その金額を海外送金にて支払ったからです。

「なんで二重で消費税を取られるんだ?なにかの間違いだろう?」と疑問に思ったので、東京税関に電話で問い合わせてみました。が、どうやら間違いではなく、日本に入港する際にも消費税がかかるらしいのです。

個人的に海外サイトでネットショッピングをすることはよくありますが、消費税を請求されたのはこれが初めて。あとから関税の請求書が届くことはありますけど、「消費税」という形で請求されたのは初めてでしたので驚きました。

そして、なんとなく嫌な予感はしていましたが「+30万円」ほどかかりました。マシンの購入金額によって変わるかと思いますが、事前に知らされていない部分なので注意が必要です。

【またもやトラブル発生】搬入までの流れ

荷物が入港したら、JCC(運送会社)から連絡があります。

税関検査がありますので、入港から搬入までは1週間ほどかかります。この時点で消費税が確定しますので、通常の銀行振込みにて支払いを済ませます。

そして、またもやトラブルが発生。

  • 搬入作業は有料(約10万円)
  • 廃材の処分は自分でおこなう
  • 玄関通過せず「クレーン車」を個人手配

特に3つ目の「玄関を通過しない問題」は大変でした。

搬入作業は有料

まず、搬入作業を依頼すると10万円ほどかかるとのこと。

「玄関まで届けてくれないの?」と思いますが、規定によって細かく決められているようで「トラックからの荷下ろし ~ 室内への搬入」はすべてこちら側でおこなわなければなりません。ドライバーさんは荷物に手を触れてはいけないらしいのです。なので、トラックの荷台から下ろすところから作業ははじまります。

最低でも男性4人はいたほうがいいでしょう。というのも、とんでもなく重いから。特にリフォーマーはそのままの形で届きますので超ヘビー級。80kg前後あります。

「80kgくらいなら2人いれば大丈夫じゃない?」とも思いましたが、階段や室内で回転させる場合のことを考えると、4人いたほうが安心です。Basi Systemsのリフォーマーは他のメーカーのものよりも大きいですし、練習会などで片付けたことのある方ならわかると思いますが、2人で引きずるのがやっとの重さです。

マシン代に消費税、もうビタ一文払えないよ。という僕は、父親と母親の3人で運びました、が本当にギリギリでした。母親のほうは完全に潰れてましたね。なので、安全面を考慮して男性4人はいたほうがいいと思います。

船便での輸送中に受けたダメージだと思われますが、結構ひどい状態で届きます。過去に購入経験のある人たちに聞いても同じような状態で届いたそうです。

マシンの一部(キャデラックのポール)に傷がついていましたので、新しいものに交換していただくよう担当に連絡してみる予定です。

ちなみに、廃材の処分もすべて自分でおこなわなければなりません。段ボールやプラスチックはもちろん、パレット(フォークリフトのツメを引っ掛ける木製の台座)も処分する必要があります。

ピラティスマシンを購入するのは女性の方が多いと思いますので、知り合いの男性に頼むか、難しい場合は、素直に業者に依頼することをお勧めします。

クレーン車を個人手配した話

まず結果から言いますと、クレーン車を事前に個人手配しておきました。

僕のスタジオは、エレベーターなしの2階部分、角部屋です。事前に運送会社から「日本の住宅用エレベーターには乗らない」と伝えられていたので、人力で2階まで運ぶことは覚悟していました。

そして、搬入の3日くらい前に「玄関曲がれるか?」とふと思ったのです。静かな角部屋なのはいいのですが、玄関の先が「L字型」に曲がっているので、そこを通過しないと思ったのです。特にリフォーマーとキャデラック(ベッド部分)は250cmほどあるので嫌な予感がしました。

一か八か挑戦してみるのもありでしたが、もし通過しなかった時が地獄です。というのも「荷物を外に置き去りにするしかないから」です。運送会社は荷物を持ち帰ってくれないので行き場を失ってしまうのです。

マシンが傷つくのも物件が傷つくのも避けたいので、潔く諦めて、近所の引越し業者にクレーン車の手配をお願いしました。マシンの運送会社とは別業者なので、うまくスケジュールを合わせる必要があります。交通事情により時間通りに来ない場合もあるので、朝イチでお願いしました。

マシンの組み立て

搬入が終わりましたら、あとは組み立てるだけです。

一つ一つのパーツにこだわりがあってテンションが上がります。愛着も湧きますね。

早くマシンを使いたいという気持ちと、搬入の疲労で少し寝たいという気持ちの葛藤です。

ただ、マシンはほぼ完成形で到着しますので、組み立ては比較的ラクです。キャデラックとリフォーマーのポールと足(Extension Leg)を差し込むくらいです。

Extension Leg

完成したスタジオ

ということで、完成したのがこちらのスタジオです。

Cadillac & Reformer
F2 Arm Chair & Wunda Chair
F2 System
1st、2nd、3rdギア
Springs

一生大事にします。

Basi Systemsの購入を検討している方で、ご質問がありましたら、僕のインスタグラム(@hiroki_pilates)にメッセージをいただければと思います。

今回の記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

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