Basi Pilatesのマットピラティスインストラクターの最終試験に合格しました。
嬉しいですね、とても大変でした。
ピラティスの経験はほとんどない状態からのスタートでした。過去にスタジオで何回か受講したくらいです。
20年ほど筋トレ一本で来ましたので、脳の切り替えが大変でした。使う筋肉や呼吸法、体の動かし方などすべてが違う。どうしても「筋トレ脳」が離れず、それを切り替えるのが大変でした。

あとは筆記試験に加え、実技試験があること。自分が動くテストとグループに対して指導するテストの2種類。自分が動くほうは良いとして、グループ指導は慣れていないので鬼門でした。
養成コースでも先生に何度も指摘され、一時期は本気で病みました(笑)大好きだったピラティスのことを考えたくなくなり、毎日通っていたスタジオレッスンも間が空いてしまったこともありました。
資格を取得するには、試験に合格するだけでなく、決められた課題をクリアする必要があります。最低100時間の実践練習や、スタジオでのレッスン見学、生徒さんへの指導など、資格を取得するためにはいくつかクリアしなければならない厳しい条件があります。
これは、ピラティス指導者の質を保つためです。昨今、ピラティスの資格の乱立によって、数時間受講しただけで資格を取得できてしまうものまで出てくるようになりました。

私が取得したのは、BASI PILATES(Body Arts and Science International)の資格です。BASIはアメリカに本部を置くピラティスの国際団体です。PMA(Pilates Method Alliance ピラティスメソッドアライアンス)と呼ばれるピラティスの国際連盟に正式に加入している世界最大手の団体の一つです。
手軽に取得できる資格ではなく、ピラティスを基礎から体系的に学びたいという想いから、こちらの資格を取得するに至りました。
今年1月にピラティスインストラクターの道に進むことに決め、3月からスクールが本格的に開始。半年間、大好きだった登山もランニングも封印し、ピラティスだけに集中してきました。これは「ピラティスの純粋な効果を知りたい」という実験と検証をしたかったから。ピラティスだけでどこまで自分の体が変わるのかに興味があったからです。

無事に資格を取得できましたが、本当に大変なのはここからですね。まだ「入り口」に立ったばかりなので、これからも生徒としての気持ちを忘れず、学び続けていきます。
インストラクターになると教えることに手一杯になり、自分のピラティスの時間を確保できなくなる、的な話も聞きますが、それだけは避けたいですね。「上に立つ者は、誰よりも稽古に時間を費やさなければならない」と考えています。

今後の予定ですが、秋からマシンピラティスのスクールに通うことになりました。こちらもBASIの養成コースです。それに伴い、今のパーソナルトレーニングスタジオを「ピラティススタジオ(女性専門)」としてリニューアルいたします。
養成コースに通いながらということで、まずは「プレオープン」という形で営業させていただき、料金についても正規の値段ではなく、当面の間は割引価格とさせていただきます。詳細についきましては、改めてホームページにて告知させていただきます。
いつまでも健康的で、しなやかで、美しい女性でいましょう。
