整えて、安定させて、動きを生み出す。

先日のペルコンとソラコンのセミナーに引き続き、ここ数日、連続してJCCA(日本コアコンディショニング協会)のセミナーに参加している。

一昨日は「ひめトレ」、昨日は「アドバンストセブン1」を受講してきた。

ひめトレは骨盤底筋群にアプローチするエクササイズ。骨盤底筋群というと産後や高齢女性の尿漏れ予防のための筋肉というイメージがあるけれど、もちろん男性にも必要。分かりやすいのが「残尿感」や「尿切れの悪さ」です。全部出し切ったと思いきや、チャックを閉めた後にパンツにジョバっ… と漏れてしまうことは男性なら誰でも一度は経験があるはず(たぶん)骨盤底筋群が弱くなることでそうしたことが起こりやすくなる。

あとはもちろんインナーユニット(腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群)の一つでもあるので、骨盤底筋群が弱くなることでユニット全体の機能が低下してしまう。そうすると、姿勢の保持や運動のパフォーマンスにも影響が出てくるのです。

ピラティスでもよく「骨盤底を締めて!」という表現がなされることが多い。ハンドレッドやチェストリフト、シングルストレッチなど上体を起こすムーブメントの時にわかりやすいのだけれど、骨盤底にスイッチが入っているとかなりラクに動けるようになる。

アウターに意識が行きすぎると腹直筋あたりにジワジワ乳酸が蓄積してくるけれど、骨盤底をしっかり入れることでスイスイ動くことができる。たかが骨盤底、されど骨盤底。侮れないなと感じました。

アドバンストセブン1は、ベーシックセブン(ストレッチポールを用いた基本運動)でリアライメントし切れなかった部位に対して個別にアプローチしていくエクササイズ。基礎から一歩進んだ応用編のような感じです。

アドバンストセブンは「リアライメント4」と「リセット3」で構成されているので”セブン”という名称が付けられています。簡単に言えば、リアライメント4で整えた体を、リセット3で安定化させていくという流れです。その後に、安定化させた体を動かす”コーディネーション”がきますが、それはアドバンストシリーズでは学習しませんので、その先のマスターで学習する必要があります。

「整える → 安定化させる → 動きをつくる」というJCCAの考え方はとても理にかなっていると感じますので、個人的には好きです。コアコンディショニングとコアセラピーという本が出版されていますが、正直難しいんです。2 ~ 3割くらいしか理解できない。写真も載せられており、事細かに書かれているのですがイメージしずらい。それが、セミナーを受講した後に読むと、スッと頭に入ってくるから驚きでした。あれだけチンプンカンプンだったのが、読めば読むほど「あー、これやった」「なるほどね」という感じに理解が深まる。

次はアドバンスト2を受講し、順調にいけば今月後半のアドバンストトレーナーの認定試験に挑戦予定です。

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