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「意識の低い人」と「意識の高い人」の違い。

トレーナーの仕事を始めて今年で11年目になります。自慢するまでもない話ですが、もう10年以上風邪を引いていません。

これはトレーナーという健康に携わる職業に就いているから当然という見方もありますが、まずフリーランスとして働いている意識が強いからです。

【自由に生きる】フリーランスを目指す人に伝えたいこと【働き方改革】「自由でいいなぁ」 「好きに休みがとれて羨ましいなぁ」 フリーランスとして働いていると、そう言われることがあります。 ...

以前、こちらの記事にも書きました。フリーランスというのは、仕事のみならずプライベートで起こることの全ての責任を自分自身で負わなければなりません。もし怪我や病気で仕事ができなくなっても、代わりに働いてくれる人はいませんし、その瞬間から収入がストップします。

ただ、そこで僕は「自己責任」という表現はしません。自分だけの責任で収まらないからです。

仕事である以上、その先には「お客様」の存在があるわけで、もし自分の身に何かあれば悲しんだり迷惑がかかるのはお客様だからです。「自己責任」という言葉は僕は”逃げ”だと思っていますので、自己責任で済むならそんなにラクな話はありません。

若干話は逸れますが、僕は登山をする人間ですから、このあたりの認識にはかなりシビアです。登山では事故が起こるたびに「自己責任」という言葉がしばしば使われます。

ただ、僕は登山に自己責任という概念は無いと思っています。もし事故を起こせば多くの人に迷惑がかかるからです。特に救助隊の方々にまで命の危険を晒すことになりますから、決して自己責任では済まされないスポーツなのです。

これは仕事でも全く同じことが言えるのです。ただ、一つ思うのは「それってフリーランスに限った話じゃないよね」ということ。サラリーマンだってOLだって同じことが言えるのではないでしょうか。フリーランスと違い、その日体調を崩したからといって収入がストップするわけではありません。

ただ、あなたがいないことによりそれまで円滑に回っていた仕事が滞るのではないでしょうか。そして、他の誰かがあなたの代わりに働かなければならないのではないでしょうか。恐らく、このあたりの認識が甘い人がいることが、職場でストレスを溜める一因となっていると思うのです。

なので、僕はフリーランスもサラリーマンも「責任の重さは同じ」だと考えているのです。それでも「いやいやフリーランスの責任の重さはサラリーマンの比じゃないよ」という声があるのであれば、僕はそこは明確に否定します。

逆に言えば「それだけ低い意識で働いている」と思うのです。もし体調を崩しても、他の誰かが代わりにやってくれる。それって「授業休んでも誰かがノート見せてくれる」と考えている学生と変わりません。

要するに、自分の仕事に「プライド」を持っているかどうかの差だと思います。俺はなにがあっても仕事は休まねぇ、俺の代わりはいねぇ、この仕事は俺にしかできないんだ。そういうプライドが少しでもあれば、あなたの仕事に対する意識も変わるのではないでしょうか。

僕は、誰かしらの仕事で社会が回っている以上「職業に差なんかない」と思っている人間ですから、どんなに賃金が安かろうが高かろうが、地位が低かろうが高かろうが、誰に対してもフェアに接しますし、そうあるべきだと思うのです。

何事においても「健康ありき」です。このご時世ですから一層お体を大切にしてくださいね。

自分の仕事にプライドを持つこと。あなたの代わりはいないのだから。

ABOUT ME
浅野 弘樹
東京都立川市の女性専門パーソナルトレーニングジム『ASANO』代表。米国サンタモニカにて修行を積んだ後、24歳の時、表参道に女性専門パーソナルトレーニングジムをオープン。半年以上予約のとれないトレーナーとなり、10,000人以上の女性のボディメイクに携わる。現在は立川市に移転し、ピラティスを中心とした指導をおこなう。【実績】アームレスリング世界選手権-57kg級3位、全日本ジュニア・全国高校選手権2年連続優勝【活動】登山、トレイルラン、トライアスロン【座右の銘】やってみなきゃわからないでしょう