登山・トレイルランニング

【究極の選択】トレイルに向いているのはシューズか?ワラーチか?

2度目のワクチン接種から2日が経過。

まだ腕の痛みはあるものの、すこぶる調子がいい。世間では「ワクチン後遺症」というワードが囁かれているくらいなのに、気持ちの問題なのか自己暗示をかけているからなのか分かりませんが、申し訳ないくらいに調子がいい。

念の為、仕事はお休みをいただいていましたが、トレイルの大会が近いので山に練習に出かけることにしました。そう、9月4日に開催予定だった「京都グランドトラバース(58km)」が、京都府にも緊急事態宣言が発令されたことで一ヶ月延期となったんです。

一年延期とかではないのでなんとかモチベーションも維持できています。それに夏の一ヶ月というのは気温差が大きいので、だいぶ走りやすくなるんじゃないかと、逆にラッキーでした。その代わり、松茸シーズンの関係で一部コース変更となり、距離が3km延びるという嬉しくないプレゼント付きになりました。

さて、練習はいつもの高尾南稜ルートに決定。高低差が少なく走りやすいこと、登山者が少ないこと、アクセスが良いこと、近所なので朝寝坊できること(一番の理由)が決め手です。

以前は高尾山口駅からスタートしていましたが、最近はJR高尾駅からスタートしています。たった一駅のために乗り換えるのが面倒だし、電車を待つのもロスタイム。往復料金の252円を節約すればモンスターを一本買えてしまうという理由です。それに、高尾山口駅までは片道2kmくらいなので、ちょうど良いウォームアップにもなるんですよね。

ちなみにタイトルにもある通り、今回の練習は「シューズとワラーチ、どっちが(自分には)向いているのか?」という検証も兼ねています。いつもはワラーチで走っていますが、大会はシューズで走る?ので(後ほど触れます)、今回はシューズで練習することにしました。

高尾駅からダラダラと走り続けて5kmほど。登山口のある高尾グリーンセンターに到着。雨続きだったので久々の晴天です。

余談ですが、先日家族で釣りに行ったんですが、その時に圏央道を利用したんですね。地図で調べてみると、高尾グリーンセンターのほぼ真下を圏央道が走ってることを知ったんです。

「もしかしたらトンネルの音聞こえるんじゃね?次行ったら地面に耳澄ましてみよう」と思って試したんですが、まったく聞こえませんでしたね。かなり深く掘られているんでしょうね。本当に余談で申し訳ないです。

一時間少々で「見晴台」に到着。まだ1/3くらいですが、足に若干の疲労感。明らかにいつもと調子が違うのがわかりました。はじめは「ワクチンの影響でまだ本調子じゃないのかな?」なんて思ったりもしましたが、足の疲労感はまた別問題ですよね。

この時点ですでに僕の中では結論が出ていました。「やっぱワラーチのほうが自分には向いている」ということ。特に上りではその差が顕著。足運びの軽さが全然違うわけですよね。もちろん堅牢性やクッション性、反発性、防水性など、ほとんどの性能においてシューズに軍配が上がります。しかし、それらを犠牲にしてでも、ワラーチのほうが圧倒的に走りやすいと感じました。

大垂水峠に到着。いつもここで休憩しています。この少し先に自販機(ラーメン屋さんの?)があったんですが、いつの間にか無くなっていました。ちなみにエスケープする場合は、この道を戻ると高尾山口駅にたどり着きます。

大垂水峠を越えると、最大の難所である城山までの直登が現れます。こういう時にもワラーチだとスイスイ登れてしまうんですが、どうしてもシューズだと一歩一歩が重く感じてしまいます。

あと、シューズだと足関節の背屈制限がかかるのか、重心が後ろに移動する気がします(背屈 = つま先を上げる動き)。足首が硬い人が、和式便器に座れない的なやつです。重心が後ろに移動すれば大腿四頭筋への負担は増しますし(空気椅子の理論)、前方への推進力も減るので、余分にエネルギーを使うことになるんですよね。それに、上りで大腿四頭筋を使い過ぎると、下りで膝がガクついてしまうので、下りのためにもできるだけ良いフォームで登りたいわけです。

ワラーチが疲れにくいのは、それ自体が軽いこともありますが、足をフリーに動かせることにあると考えています。だから、人間が本来持っている足運びができるんでしょう。

それに、薄いゴム底一枚なので、丁寧な登り方が身に付くような気がします。シューズが4WD仕様の分厚いタイヤだとすれば、ワラーチはすぐにでもパンクしてしまいそうな軽自動車みたいなものだと考えています。オフロードのように荒れた道を走るなら、当たり前のように、分厚いタイヤが有利に決まっています。

ただ、ここで重要なのは、タイヤそのものではなく「運転手の技術」のほうです。分厚いタイヤを履いていれば、ちょっとした石を踏んでもなんの問題もないので、そのまま直進しても良いわけです。一方、軽自動車のほうは、路面状況に敏感になる必要があるため、丁寧な運転を心がけようとしますよね。すると、運転技術も自然と向上していくと思うんです。(*あくまで例え話なのでご理解お願いします)

ワラーチもこれと同じだと考えています。「そこ踏んだらパンクするよ!」という警告を事前に発してくれるので、一歩一歩の動きが丁寧になるような気がします。結果的に、筋力や体力を温存した走りになるんでしょう。

「あぁ疲れたー」「足が重ぇ」と愚痴っていたら、あっという間に城山に到着。最近涼しくなったと思いきや、この日は気温30°。平日は小屋は営業していないし、大垂水峠の自販機も無くなってしまったので、水分補給できるポイントがない。元々水ばっか飲む体質ということも相まって1.5リットル積んできてもギリです。

そして、あまりに腕が痛いので「ファイザーアーム🚀」と戦隊モノの必殺技にありそうなネーミングをつけて気分を盛り上げようとするも、痛過ぎてまったく盛り上がらない。

高尾山に到着。自販機で麦茶購入して、ポケストップ回して、ドラクエウォークのお土産回収して、下山開始。

いつもは稲荷山コースから下山するんですが、シューズでの下山は足を捻りやすいクセがあるので、大会も近いので、今回は舗装された4号路と1号路から下山しました。

吊り橋や寺院があって、こっちの雰囲気もまた好きです。ワラーチだと好奇な目で見られそうですが、今日はシューズなので大丈夫。

今回の走行データ(シューズ)

3時間半ほどで高尾駅まで戻ってきました。脚がパンパン。1ヶ月前にも高尾に来たわけですが、スープカレーを食べるために八王子駅まで走って帰ったんですが(プラス7kmくらい)、その時よりもはるかに疲れました。しかも、その日は38°あったんですよ。今年一番の暑さだっていうから、せっかくだからってことで登ったわけですが、その時よりも遥かに疲れました。

前回の走行データ(ワラーチ)ほぼペースが変わらない。

シューズが良いか、ワラーチが良いか、もちろん僕の中では「ワラーチ」なわけですが、問題は、ワラーチで大会クラスの長距離を走れるのかということです。本番は58km。体力的にはなんとか踏ん張れそうですが、ワラーチで何もトラブルなく完走できるかというと、未知のことなので、正直まだ自信が持てないでいます。

経験的には20kmくらい走ると、足の皮が剥けたり、鼻緒の部分が痛くなったりしますね。あとは、雨に弱いこと。一応、登山靴と同じビブラム素材なのでスリップするとかはありませんが、なんせサンダルと同じなので、足とワラーチの間に水分が入り込んで滑るわけです。下りなんかは最悪で、ワラーチの上で足が前方に滑ることで鼻緒に当たる部分にモロダメージがきます。雨が降ってきたり、泥に足を突っ込んでしまった時は泣きたくなります。

シューズもワラーチも一長一短なんですよね。

なので大会は、もし前日や当日に雨が降ったらシューズで参戦し、そうでなければワラーチで参戦しようかと考えています。まだあと一ヶ月あるので、いや、一ヶ月しかないので、ワラーチも少しカスタマイズしたいと思います。

帰りに寄った、八王子にあるスープカレーのお店「奥芝商店」。えびベースのスープカレーが美味しかった。この近くに「GARAKU」というスープカレーのお店もあります。どちらも北海道の知人に教えてもらったお店で、美味しいのでオススメです。僕が高尾トレイルにハマってるのは、たぶん帰りにスープカレーが食べられるからかもしれません。

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浅野 弘樹
東京の片隅で静かに暮らすトレーナー。専門領域は『男ウケするカラダづくり』だけれど好奇心旺盛が故になにが仕事でなにが趣味だかよく分からなくなってしまったので毎日自由に生きています。トレイルランニング、フライフィッシング、ロードバイクが生活の中心。見栄と映えと”群れ”が大の苦手。一言で言えば”超偏屈者"。 女性専門パーソナルジム「BEAUTY & STRENGTH」代表、アームレスリング元日本代表・世界ジュニア選手権3位