こんにちは、パーソナルトレーナーの浅野です。
連日、記録的な猛暑が続きますね。
私、猛暑が大好きでして、しかも、記録的という言葉にすごく弱い。
「こんな貴重な体験はできないぞ」と思い、さっそく山に登ってきました。
東京の青梅市にある、高水三山(たかみずさんざん)に行ってきました。
Contents
高水三山ってどこにあるの?

高水三山は、東京の青梅市にある山です。
以下の3つの山の総称です。
- 高水山(たかみずさん:759m)
- 岩茸石山(いわたけいしやま :793m)
- 惣岳山(そうがくさん:756m)
都心からのアクセスが抜群です。
駅からスタートして、駅に下りてくるルートなので、車なしでも行くことができます。
また、平均コースタイムが3 ~ 4時間ほどなので、登山初心者にもオススメの山です。
これから奥多摩登山にデビューしたいという方にも、とてもオススメです。
装備・持ち物

今回の装備はこんな感じです。
【装備・持ち物】
- ランニングベスト(SALOMON ADV SKIN 12)
- レインウェア上 (SALOMON BONATTI PRO)
- レインウェア下(THE NORTH FACE Strike Trail Pants)
- ソフトフラスク(SALOMON 500ml x 3)
- ヘッドライド
- ラジオ
- ノグッティ(高級野糞用ウエッティ)
- ファーストエイドキット
- ポイズンリムーバー
- 携行食
基本的な登山装備ですが、トレイルランニングの形式で登るので、一つ一つを軽量化しています。
特に必要なのは、水分と塩分、そしてポイズンリムーバー(毒抜き)です。
夏の山は、ハチが多いので、万が一に備えて必ず携行するようにしてください。

コース計画

JR軍畑駅を出発地点とします。
高水山、岩茸石山、惣岳山の順に登り、JR御嶽駅(みたけえき)に下るルートです。
平均コースタイム(歩いた場合)が、4時間ほどです。
トレイルランニングの場合は、2 ~ 3時間ほどで回ることのできるコースとなっています。
特に目立った危険箇所はありませんが、途中に小屋がないことや、平日は人が少ないので、しっかり水分補給をしながら気をつけて登りましょう。
登山の日の朝食

登山の日の朝食は、だいたいこんな感じ。
普段は少なめですが、登山の日はきちんと食べます。
朝はいつもパンですが、パンだと腹持ちがあまり良くないので、登山の日はご飯がオススメです。
昔ながらの食事って体にも良いですし、運動のパフォーマンス面でも優れていると思うんです。
右上にある緑色のは気にしないでくださいw
ルート解説(写真付き)
それでは出発しましょう!
写真付きで解説していきます!
JR軍畑駅 ~ 登山口

JR軍畑駅に到着しました。
改札口は一箇所です。

駅前はこんな感じになっています。
お手洗いもありますので、ここで済ませておきましょう。
なお、自販機もありますが、ゴミ箱はないのできちんとゴミは持ち帰るようにしてください。
靴紐や装備をもう一度確認して、出発しましょう。
駅を出たら、左の道を進みます。

踏切が見えてくるので、そのまま進みます。

少し歩くと車道に出ますので、左に進みましょう。
間違って、左に見える坂道を上がらないように気をつけてくださいね。

道なりに進むと、右手に「国立奥多摩美術館」が見えてきますので、そのまま進みます。

しばらくすると「平溝通り」と書かれた看板が見えてきます。
分岐になっているので、左に進みましょう。

民家の並ぶ道をしばらく進みます。

「高水山登山道入口」と書かれたグリーンの看板が見えてきます。
分岐を右に進みましょう。

すると、右手に「高源寺」が見えてきます。
そのまま道なりに進みましょう。

坂道をしばらく進みます。

すると、高水山登山口に着きます。
ここからいよいよ登山道になりますので、もう一度装備の確認をして登りはじめましょう。
登山口 ~ 高水山

ダム横の舗装道を進みます。

すると、奥多摩らしい杉と檜の林が見えてきます。
ここの勾配がなかなかキツいので、ゆっくり進みましょう。

所々に看板があるので、指示通りに進みます。
麓から高水山までは、おおよそ1時間ほどです(歩いた場合)

キツい勾配が終わると、ややなだらかなルートになります。

この看板が見えてきたら、もうすぐです。

常福院の階段を登ります。


常福院に到着。
本堂の左の道を進みます。
本堂の裏に、本コース最後のお手洗いもありますので見逃さないように。
ここから高水山までは5分ほどです。

高水山(たかみずさん)に到着。
眺望はありませんが、ここで一休み。
てか、一言だけいいですか。
気のせいか、、、
メッチャ暑いんですよね(笑)
この日の気温は、34度ありました。
登りはじめて10分しないうちに、ウェアから雑巾を絞るかのような大量の汗が。
1.5リットルの水分を持ってきましたが、もうすでに半分ないくらい。

塩タブも投入。
暑い日は特に必要です。
汗と一緒に、体内の電解質(ナトリウムやカリウムなど)も大量に失われているので、足が攣ったりしてしまうんですね。
また、水だけガブガブ飲んでいても、電解質のバランスが崩れるので、それもまた攣る原因になってしまいます。
コンビニで手に入るもので大丈夫なので、必ず携行するようにしましょう。
平日の山奥でぶっ倒れても、誰も来ない可能性があるので。
高水山 ~ 岩茸石山

さて、次のピーク「岩茸石山(いわたけいしやま)」に向かいましょう。
歩いて30分ほどで着きます。
ここからアップダウンの道になるので、滑らないように慎重に進みます。

しばらく進むと、途中で分岐が見えてきます。
左の道は、惣岳山への巻き道(ショートカット)になってしまうので、右に進みましょう。
岩茸石山 ~ 惣岳山

山頂直下の急勾配。
今回の登山で、最もキツいセクションになります。
ここを登り切ると、岩茸石山の山頂なので頑張りましょう。

岩茸石山の山頂に到着。
こんな暑い日に登ってる人もほぼいません。
山頂は貸し切り状態です。

岩茸石山は、高水三山の中では、最も眺望が良いです。
雲取山や川苔山、棒ノ折山、武甲山、都心方面の景色を望むことができます。
なお、高水山と惣岳山は眺望がほぼないので、少しキツくても、岩茸石山には登りたいところです。
ベンチもあるので、ここで昼食を食べるのが良いでしょう。
岩茸石山 ~ 惣岳山

いよいよ、最後の惣岳山へ向かいます。
歩いて40分ほどの距離です。
まず、岩茸石山からの下りは、少し急なので気をつけて進みましょう。

景色の開けた、走りやすいトレイルが続きます。

山頂直下の急登。
ここを越えれば、惣岳山です。
手足を巧みに使って、気をつけて登りましょう。


惣岳山(そうがくさん)に到着。
山頂には、青渭神社(あおいじんじゃ)の奥の院があります。
景色はないものの、他の山頂とは違った、静けさがあります。
さて、惣岳山を過ぎれば、あとは下山。
麓まで歩いて1時間ほです。
惣岳山 ~ 御嶽駅

麓までは走りやすいトレイルが続いています。

民家が見えてくれば、ゴールはすぐそこです。

無事に下山。
踏切を渡ると、正面に老舗の蕎麦屋「玉川屋」があるので、お昼ご飯を食べたい方はぜひ立ち寄りましょう!(後述します)
そのまま帰る方は、踏切を渡って、右方向に進むとJR御嶽駅にたどり着きます。

お疲れ様でした!
走行データ

今回の走行データがこちらです。
走行距離は10kmに満たないので、体力的には問題ありません。
しかし、所々勾配がキツくなっているのと、標高がそこまで高くないので、気温の影響を受けやすいのがなかなかハードでした。
日頃からきちんとウォーキングやランニングをするなどして、体力をつけてから挑みましょう。
さて、恒例の腹筋チェック。

ビミョーですねww 割れてるのは、筋肉ってより、ただ脂肪が乗ってないだけというかw
横を振り向いたら、工事現場の警備員さんにガン見されてたのが恥ずかしかったです。
下山後は、老舗のそば屋「玉川屋」に寄ろう。

さて、先ほども少し触れましたが、高水三山を登り終えたあとは、老舗の蕎麦屋「玉川屋」に寄るのがオススメです。
下山した直後の踏切を渡ったところにありますので、すぐに分かります。



うめぇ。。。
うめぇよ。。。。
今まで飲んだビールで一番うめぇ。。。
ほんと、水みたいに飲める(笑)
グラスもキンキンに冷えてるのがありがたいです。
お蕎麦も天ぷらも絶品。
店員のおばちゃんが気さくな方で、いつも温かく迎え入れてくれるんです。
「今日はどこ登ってきたの?」「高水山登ってきたんだ、早いね!」
ほんとアットホームですよね。
高水山に登る時は、毎回必ず寄っています。
こういう楽しみがあるから、登山はやめられないですよね!
皆さまも、ぜひ行ってみてくださいね!
【並ばずに入る裏ワザ】
玉川屋は人気のお店です。
登山客だけでなく、ドライブやツーリングで立ち寄る方も多いので、お昼時は混んでいることが多いです。
11時オープンなので、その時間に着くようにすると、並ばずに入れる確率が高いです。
もし、登山の所要時間が3時間であれば、8時に登り始めれば、ちょうどオープンの11時に下山できます。
ぜひ美味しいお蕎麦を楽しんでください。
営業時間:11:00 ~ 17:00 ※月曜定休