ロードバイク自家塗装プロジェクトの続きです。塗装の剥離とヤスリがけが終わったので、いよいよ塗装に入ります。
今回は「下地作り・文字色の塗装編」です。
塗装の手順
塗装の手順は次の通り。
- 脱脂(シリコンオフ)
- 下地作り(プラサフ)
- 文字色の塗装(ホワイト)
- ステッカー貼り
- 本塗装(ダークブルー)
- クリアコート(艶出し)
- コンパウンド(仕上げ)
各ステップの間には、1日ほど乾燥させる時間が必要です。なので、1週間以上かかることになります。
ですが、塗装のポイントは「絶対にあせらないこと」です。せっかく綺麗に塗れたとしても、きちんと乾燥していない状態で次のステップに進めば、すべてが台無しに。かなり悲惨です。なのであせらず慎重に進めていきましょう。
あとは、ホコリやゴミから守ること。それらが付着すると、その部分だけハゲてしまいます。塗装は屋外でもOKですが、乾燥させるのは室内にしましょう。
プラサフで下地を作る
まずは下地をつくるわけですが、その前に脱脂をします。手の油分や汚れがフレームに付いていると、その部分の塗装がハゲやすくなるんですね。「シリコンオフ」という油分取り剤を使って脱脂をします。
脱脂が終わったら、下地をつくっていきます。
下地をつくる理由は「塗装が剥がれにくくするため」です。下地なしでも塗装はできますが、そうすると塗装が剥がれやすくなってしまうんですね。それを防ぐためにも、下地をつくっていきます。
下地づくりにはプラサフを使用します。プラサフは「プライマリー」と「サーフェイサー」が1本にまとめられたものです。
プライマリー:塗装の密着性を高め、錆を防止するもの。
サーフェイサー:小さな傷や凹凸を埋めて、表面を滑らかにするも
要するに「塗装をハゲにくく、より美しく仕上げるためのもの」です。
フレーム全体に吹きかけていきます。ポイントは「全体的に薄く薄く塗り重ねていくこと」です。一箇所に集中させると、液だれして「ボコっ」となってしまいます。
ブレーキやボトルゲージの取り付け穴は、塗料が入らないように綿棒を刺しておきます。BBの穴(クランクが入る部分)はマスキングテープを貼っておきましょう。
プラサフが塗り終わりました。ここで1日乾燥させます。
ついでに、ハンドルやシートポスト、ステム、コラムなどもすべて塗っておきました。針金で吊るしておきましたが、その部分がハゲてしまったので、正直おすすめしません。その部分を後で塗り直すか、なにか良い方法があればいいのですが…
文字色の塗装(ホワイト)
1日経過。プラサフがきちんと乾燥していることを確認して「文字色(ロゴ)の塗装」をします。
完成イメージは、フレームがダークブルー、文字色がホワイトです。まずホワイトを塗り、そこに文字のステッカーを張る(マスキングシートで自作)、そして全体をダークブルーを塗り、最後にステッカーを剥がすと白い文字が現れる!という感じです。
まずはホワイトを塗ります。使用したのは「トヨタのスーパーホワイト2(T-5)」
なお、プラサフもホワイトなので、塗り残しのないように気をつけます。灰色のプラサフもあるようなので、そっちのほうが分かりやすいかと思います。
またシリコンオフで脱脂してから、ホワイトを全体に塗っていきます。
綺麗に塗れました。ツルツルテカテカです。
このまま一晩寝かせ、乾燥したらステッカーを貼っていきます。
続きはまた次回。