ロードバイク自家塗装プロジェクト、今回は「塗装の剥離・ヤスリがけ編」です。
剥離剤で塗装を剥がす
いよいよ旧デザインとのお別れです。剥離作業をする際は、必ず防毒マスクと保護メガネ、手袋を装着します。
剥離剤は強力なので、少しでも目に入れば大変なことになります。また、長時間吸い続けると頭痛や吐き気などの症状も出てきます。安全対策は万全におこないましょう。

剥離剤は、Holtsの「塗装はがし液」を使いました。

なお、剥離剤や塗装剤は自転車専用というものは売られていないので、すべて車用のものを使います。
さっそく、刷毛でフレームに塗っていきます。
すると、ほんの数秒で塗装がブクブクしてきました。
自転車によって効果が現れるまでに差があるようですが、僕の自転車は古いせいか、すぐにブクブクしてきました。
ブクブクが少しおさまったら、スクレーパーでそぎ落としていきます。刃を立てるとフレームがエグれてしまうので、滑らせるようにこするのがポイントです。
BBやサドルまわりなど、フレームが交差する細かい部分は金属ブラシを使います。
3時間ほどで剥離作業終了。(全工程の中で一番疲れる作業です)
この時は「ゲジゲジだけど大丈夫か」「本当に綺麗に仕上がるのか」という不安で胸がいっぱいでした。
フレームにヤスリがけをする
次に、ヤスリがけをしていきます。
ホームセンターでサンドペーパーを買ってきました。1枚80円くらい。使用したのは80番、120番、320番、600番。
ヤスリは、数字が小さいほど粗く、大きいほど細かくなっていきます。なので、小さいものから順に使っていきます。(写真には1000番もありますが、結局使いませんでした。というのも、あまり滑らかにし過ぎると塗装の乗りが悪くなる?的な記事を見つけたからです。なので、600番までに留めておきました)
ここからは気合と根性です。朝から7時間ほどひたすらヤスリがけ。
ある程度滑らかになってきたら、耐水ペーパー(320、600番)で仕上げていきます。
ツルツルになりました。あんなギザギザだったのに、我ながらスゲーーって思いましたね。
カーボンフォークにヤスリがけをする

さて、問題はカーボンフォークです。剥離剤はアルミには使えますが、カーボンには使えません。樹脂が溶けてしまうからです。
なので、剥離剤は使わずにサンドペーパーを使います。はじめに、表面のコーティングをスクレーパーでペリペリと剥がします。そして、サンドペーパーでひたすら磨いていきます。フレームと同じように80番からはじめ、最終的に600番まで上げていきました。
アルミフレームと違ってどこまで削って良いのかわからないので、ある程度のところでストップ。
表面がすべすべになったので、このくらいでOKとします。
この日はヤスリがけ作業だけで一日が終わりました。まぁ、時間をかけたぶん綺麗に仕上がったので満足です。
さて、次回からいよいよ塗装作業に移っていきます。