こんにちは。
立川の女性専門パーソナルトレーニングジム「BEAUTY & STRENGTH」の浅野です。
今回は「塗装の剥離・ヤスリがけ編」です。
剥離剤を使って塗装を落とす
いよいよ旧デザインとのお別れです。

剥離作業をする際は、必ず防毒マスクと保護メガネ、手袋を装着します。
剥離剤は強力な液剤なので、少しでも目に入れば大変なことになるからです。また、長時間匂いを吸い続けると頭痛や吐き気の原因にもなります。
安全対策は万全におこないます。

剥離剤は、Holtsの「塗装はがし液」を使いました。
なお、剥離剤や塗装剤はすべて自動車用のものを使いました。
早速、刷毛で満遍なくフレームに塗っていきます。

すると、数秒で塗装がブクブクと浮かび上がってきました。
剥離剤が効く時間に関しては車体によって差があるようですが、わたしの自転車は古いせいかすぐに剥がれてくれました。

浮かんだ塗装をスクレーパーでこそぎ落としていきます。
1回で完全に落とすことは難しいので、この工程を3 ~ 4回繰り返していきます。
あと、写真のスクレーパーですが、先端が「刃」のようになっているからか、私の使い方が悪いせいなのか「ガッ、ガッ…」とフレームに引っかかってしまい上手に削ることができませんでした。
どの程度削っていいのか分からず、塗装だけでなくフレームをエグるように削ってしまいました。どうせあとでサンドペーパーでこするからいいや、、と思っていましたが、明らかに削りすぎていたようで、塗装を終えた後も傷は消えませんでした。削りすぎ注意ですね。
諦めて、閉店間際のホームセンターに駆け込んで、先端が刃になっていないタイプのスクレーパーを購入してきました。
スイスイ剥がれてくれました。

BB周りやサドル付近など、フレームが交差するような細かい部分は金属ブラシで削っていきます。
3時間ほどで剥離作業終了。
その結果がこちら。



とりあえず塗装はすべて剥がれたものの….
ゲジゲジだけど大丈夫か…. ホントに綺麗に仕上がるのか…
という不安で胸がいっぱいになります。
フレームのヤスリがけ
塗装の剥離が終わったら、ヤスリがけをおこないます。

ホームセンターでサンドペーパーを買い漁ってきました。1枚80円くらい。
使用したのは、80番、120番、320番、600番。(1000番も購入しましたが、あまり滑らかにし過ぎると塗装の乗りが悪くなる?的な記事を見つけたので、600番までに留めておきました)
ヤスリは、数字が小さいほど目が荒く、大きくなるほど目が細かくなっていきます(滑らかに仕上がっていく)。
ここからは気合です。
自家塗装において一番根気のいる作業になります。
朝から7時間ほどひたすらヤスリがけをしました。

ある程度滑らかになってきたら、耐水ペーパーを使って仕上げていきます。




ツルツルになりました。
私は600番まで上げていきましたが、どこまで綺麗に仕上げるかはその人次第です。
カーボンフォークのヤスリがけ
さて、問題はカーボンフォークです。

剥離剤はアルミには使えますが、カーボンには使えません。樹脂が溶けてしまうからです。
なので、剥離剤は使わずにサンドペーパーのみを使います。
まずは、ペリペリとしたコーティングのようなものをスクレーパーで剥がし、あとはサンドペーパーでひたすら磨いていきます。フレームと同じように80番からはじめて、最終的に600番まで上げていきました。

アルミフレームと異なり、地肌が見えないのでどこまで削っていいのか分からず。
塗装が剥がれ、ある程度削れたところで終わりにします。

すべすべになったのでOKとします。
ヤスリがけだけで丸一日が終わってしまいました。
ただ、時間をかければかけるほど綺麗に仕上がるということが分かったので、これは良い経験になりました。
ということで、剥離とヤスリがけ作業が終わったので、次回からいよいよ塗装作業に移っていきます。
それではまた。