こんにちは。立川の女性専門パーソナルトレーニングジム「BEAUTY & STRENGTH」の浅野です。
コロナの影響で自粛ムードMAXの中、賛否ありますが、ソロ登山に行ってきました。
今回登ったのは、雲取山(くもとりやま)です。
そう、大人気漫画「鬼滅の刃(きめつのやいば)」の主人公、竈門炭治郎(かまどたんじろう)と、彼の妹「竈門禰豆子(かまどねずこ)」出身地です。

私が雲取山に初めて登ったのは、3年前。
このたび、鬼滅の刃の舞台になっていることを知り、唐突にまた登りたくなってしまったという経緯です。
時期によって異なりますが、雲取山は遅くまで雪があります。私が登ったのが4月7日(2020年)です。雪は完全に溶けていました。
雲取山荘さんのホームページで、登山道の状況や山小屋情報を必ずチェックしてから登るようにしてください。
Contents
雲取山ってどこにあるの?

雲取山(くもとりやま)は、東京の奥多摩にある標高2,017mの山です。
東京都最高峰の山であり、ちょうど東京と埼玉と山梨の県境に位置します。
天気が良ければ、富士山や南アルプスの景色を望むこともできます。
アクセス・ルート
【鴨沢ルート(日帰り)】
【行き】小袖駐車場 → 堂所 → 七つ石山(巻道)→ ブナ坂 → 奥多摩小屋 → 小雲取山 → 雲取山山頂
【帰り】雲取山山頂 → 小雲取山 → 奥多摩小屋 → ブナ坂 → 七つ石山(巻道) → 堂所 → 小袖駐車場
標準コースタイム(鴨沢ルート)が往復10時間くらい。なので、1泊2日の日程で登るのが一般的です。私が初めて登った時は、テント泊をしました。
今回は、トレイルランニングの形式で登るので、日帰りで挑みました。
雲取山に登るには、ある程度の「登山経験」が必要。
雲取山は、中級者向けの山です。
特別な技術が求められるポイントはありませんが、登山道の脇が急斜面になっているところが所々あります。
そして、標高が2017mあります。1000m上昇するごとに気温は約6度下がりますので、地上よりも12度ほど低くなります。
なので、山頂付近はメッチャ寒いです。山頂付近は風もありますし、風で汗が冷やされると、低体温症になるリスクもあります。山頂まで登るには、きちんとした登山装備が必要です。
また、緩い上りがひたすら続くので、体力や食糧計画、水分計算が求められます。
鬼滅の刃の舞台になっていることから注目度が増しましたが、過去に遭難事故が何件か起きています。なので、ノリや軽い気持ちで行くのはやめて、充分に準備をした上で行きましょう。
とはいえ、山頂からの景色は絶景ですし、空気も美味しいし、山で食べるカップラーメンなんかこの上なく美味しいですよ。
これを機に、あなたも本格的に登山をはじめてみませんか? 僕が登山をはじめたばかりの頃、お世話になった本を下に載せておきます。
「登山はじめたいけど、なにから始めたらいいの?」「休みが会う友達なんかいないよ」という方にオススメです。社会人になると友達となかなか予定も合いませんし、そもそも友達が登山をやりたいとも限りませんよね。マンガ形式でとても読みやすいので、一人でのんびり山に登りたい、という方はぜひ読んでみてください。
「もっと山を肌で感じたい!」「満点の星空を見たい!」という方にオススメです。テント泊は本当にオススメです!荷物は重くなりますが、まったく別の世界を体験できます。ぼくが初めてテント泊をしたのも雲取山で、実は今まで小屋に泊まった経験がありません。それだけテント泊は魅力に溢れているんです!
日帰り登山や小屋泊に慣れてきたら、ぜひテント泊にトライしてみてください。こちらもマンガ形式なので、とても読みやすくなっています。
装備

いつも通りのトレラン装備です。基本的な登山装備を「走る用」に軽量化したものです。細かい説明は、割愛させてください(笑)
今回は、速攻で登って速攻で帰ってくるので、携行食のみです。
あと、熊除け用にこれ買いました。

スライムの鈴(笑)そろそろFF7 Remakeも発売だし、久々に新宿のARTNIAに行ってみるか、と店内をプラプラしていたら発見しました。
雲取山は、熊の目撃情報も多数報告されています。そこで「これは熊除けに使えるぞ!」と思い購入。熊除けの鈴って結構重いものが多いんですよ。
でも、これは可愛いし、しかも軽いので気に入りました。

※ 追記
冨岡義勇さんのバッチもベストに取り付けました。単独行を極めすぎて山友達がいないので、お仲間さんということで。これを付けて山を走ってる人がいたら私なので、お声かけいただけると嬉しいです。
いざ出発!
雲取山の登山口はいくつかあります。
私は、鴨沢登山口から登りました。JR奥多摩駅から、バスで登山口まで行くことができます。
しかし、今年は新型コロナウイルスの影響があるので、自家用車で行くことにしました。

運転するのは8ヶ月ぶり。
登山口まで、人とすれ違うことのできないほどの細い道を登っていきます。この日のために、プレステのWRC8で鍛えてきたので難なくクリアです。
小袖駐車場に到着

午前7:00、小袖の駐車場に到着。鴨沢登山口から30分ほどの場所にあるので、少しだけショートカットができます。

毎度お馴染み、死んだ魚の目。あまり良いことではないのは重々承知していますが、登山の前日は興奮してどうしても眠れないんです。
お手洗いを済ませて、おにぎり食べて、ストレッチして、モンエナをグイッと一杯やって出発です。
登山口 ~ 堂所

7:30 登山口に到着。小袖駐車場から歩いて5分ほどです。

ひたすら緩いのぼりを駆け上がっていきます。

登りはじめた頃は曇っていましたが、少しずつ青空になってきました。
富士山も綺麗に見えますね。


登りはじめること50分。堂所(どうどころ)に到着。
詳しくは知りませんが、この鴨沢ルートは、平将門が迷走したルートとして語り継がれているそうです。興味のある方は「将門伝説」で調べてみてくださいね。
堂所 ~ ブナ坂

走ること20分。七つ石小屋下の分岐に到着。
右が七つ石山経由、左が巻道(ショートカットのこと)になっています。今回は、巻道を進みます。



登りが緩やかとはいえ、一歩踏み外せば大怪我はまぬがれない箇所はたくさんあります。
安全な山などありません。
単独ならなおさら危険なので、慎重に進んでいきます。

午前9:00、ブナ坂に到着。
山頂まで2/3くらいといったところでしょうか。ここまで1時間30分ほど。標準タイムが3時間20分くらいなので、半分以下のペース。順調です。
ブナ坂 ~ 雲取山山頂

ブナ坂を越えると、視界が一気に広がります。
雲がかかって景色は残念ですが、日差しがないのが助かります。

ヘリポートを越えると、奥多摩小屋が見えてきます。
なお、奥多摩小屋は現在閉鎖しています。七つ石小屋もコロナの影響で休業している。(2020/8/23現在 営業を再開されています → 七つ石小屋ホームページ)
つまり、山頂まで休憩できる小屋がないので、充分な水分や携行食を持っていく必要があります。

さて、少し進むと小雲取山の急登にさしかかります。小ボス的な存在なのに、ここが一番キツい。

久々の登山なので、もう死ぬんじゃないかと思いました。
初めてテント泊した時は20kg以上のザックを担いでいたので、かなりキツかったです。今回は荷物も5kgくらいなので、スイスイ登れるんだろうと思ったら、きついもんはキツいです。
胸に入れたソフトフラスク(水を入れるボトル)も垂れ乳のようになってますね。僕の元気度を表す指標になってます。


雲取山避難小屋が見えれば、山頂はすぐそこ。もう一息です。
雲取山山頂に到着

午前9:54、雲取山山頂に到着。東京都で1番高い場所です。
2時間30分ほどで登ることができました。(標準コースタイムは6時間)

禰豆子ちゃん好きなんですけど、まぁいませんよね。

ちなみに、山頂に着くまでは座って休んじゃダメというルールを自分に課していました。休んだらトレーニングにならないので。


写真をカシャカシャ撮っていたら、ちょうど景色が開けてきました。東京にいるとは思えないほどの絶景です。
奥多摩の山々や富士山、南アルプスの景色まで綺麗に眺めることができました。いつ登っても山は最高です。

今回は、行動食の一つに森永の練乳を選びました。
このコロナ渦の中、今頃下界では「家から出んじゃねぇよ!」とか「トイレットペーパー買い占めすんじゃねぇよ!」とか「どうやってケツ拭くんだよ!」とか騒いでるわけじゃないですか。
僕はそういうギスギスした空気が本当に嫌いなんです。こっちは、誰もいない山頂でチュパチュパやってるんだから極めて平和なもんです。
でも、あまりの寒さにギブアップ。超寒いです。東京とはいえ、標高は2000m越えなので、下界よりも気温が12度ほど低いです。
サッと写真を撮って、チュパっと練乳吸って、速攻で下山。
無事に下山

昼の12:00、無事に下山しました。

下山後は毎回必ず腹筋チェック。
トレーナーのくせにコツコツ運動できない人間なので「1回の登山でどれくらい絞れたかなぁ」という意味で一応確認してます。
登る前よりも、なんとなく絞れた気がします。たぶん水分が減っただけですが(笑)
今回のまとめ
トータル4時間半という、あっという間の登山でした。
しかし、山頂からの景色も楽しめたし、良いトレーニングにもなりました。
あと、今回は7人ほどの登山客とすれ違いました。雲取山は、都心からのアクセスが良く、また初めてのテント泊にも向いている山なので、普段は大勢の登山客で賑わっています。
少し寂しい気もしましたが、こんなご時世なのでしょうがないですよね。
冒頭でも述べましたが、このご時世、登山に関しては賛否があります。私のこの記事に対しても、不快に思う方がいるのも重々承知しています。
「公共交通機関や山小屋を利用しなければ、コロナに感染するリスクは極めて低い」という声もあれば、
何かあれば救助要請が必要になるのが登山というアクティビティなのに「こんな時期に山に行く人間はリスク管理が甘い」という声まで、本当に様々です。
どちらも正しいですから、判断が難しいところですよね。とにかく1日でも早くコロナが収束することを願います。
そして、この日とは別に、鬼滅の刃に登場する、悲鳴嶼行冥の出身地「日の出山(ひのでやま)」と、時任無一郎の出身地「景信山(かげのぶやま)」にも登ってきました。どちらも初級者向けの山なので、日帰りで登ることもできます。
下にリンクを貼っておきますので、興味のある方はぜひご覧ください。
また、女性専門のパーソナルトレーニングジムではありますが、「痩せたい!」「カラダを絞りたい!」「登山はじめてみたい!」という方は、ぜひ一度ご来店ください。体験レッスンも随時おこなっております。体力が衰えやすいこんなご時世だからこそ、一緒にカラダを動かして楽しみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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