横浜の名所を巡る欲張りランニングコース

今年もホノルルマラソンまで2週間を切った。最後の長距離練習ということで横浜の街を走ってきた。

学生時代に住んでいた街なので土地勘はあるが、きちんと巡るのは10年ぶりである。久々に訪れることもあってこの日を楽しみにしていた。

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横浜の名所を巡る欲張りコース

物語の舞台は横浜市東部、海に近いエリアだ。横浜駅を出発点として、臨港パーク、赤レンガ倉庫、山下公園、本牧埠頭、港の見える丘公園、伊勢佐木町など、横浜の観光名所を数珠つなぎに巡る欲張りコースだ。

距離は約21km。途中、港の見える丘公園に寄るのでアップダウンも若干含まれる。学生時代はまだランニングに目覚めていなかったので、ランニングという形で巡るのは初となる。なにしろ自分で作ったオリジナルのコースだから、ワクワクが止まらなかった。

出発

朝4:00起床。自宅のある立川市を出発。起床と言っても、毎度のことながらほとんど寝ていない。楽しみなことの前日は興奮で眠れないのである。

満員電車に揺られながら、片道2時間かけて横浜へ向かう。なかなかの長旅だ。

気温は9度前後。かなり寒い。出発する前にコンビニで軽く栄養補給をする。眠気覚ましにモンスターエナジーを注入するが、常飲しているためカフェインの恩恵をまるで得られない。

横浜駅東口から出発

8:00 横浜駅東口を出発。神奈川公園の角を曲がり、中央卸売市場を抜ける。

臨港パークへ渡る「みなとみらい橋」は、みなとみらいの景色を綺麗に見渡せるスポットだ。

ところが見覚えのないホテルが建設されているのが橋から見えた。どうやらカハラリゾートホテルのようだ。ホノルルマラソンでも、36km地点でカハラリゾートホテルのそばを通過するので不思議な気持ちになった。

横浜のシンボルであるランドマークタワーが隠れてしまったのが、個人的には少し残念である。

MARIN & WALKにて朝食

臨港パークを過ぎて新港エリアに入る。この日は特に風が冷たかった。ここまで3kmほどしか走っていないが、凍えそうなほど寒く、この先に備えてきちんと朝食を摂っておこうと思い、MARIN & WALKに立ち寄った。2016年にオープンした比較的新しい商業施設だ。

8:50  まだ時間が早いので人の気配はなく、空いているお店などないだろうと思っていたら一箇所だけ空いているお店を発見。Zebra Coffee

朝9時からオープンとのことで、10分ほど外でプラプラして時間潰し。

インスタ映えスポットを発見。

よく、若い女性たちが背中に羽を生やしたような姿で撮影している場所だ。インスタで何度か見たことがある。周りに誰もいなかったので、記念に自撮りをしておいた。

ネルギガンテの頭みたいになった。

9:00になったのでZebra Coffeeに戻る。とても綺麗で、広々としていて、オシャレな空間だ。海の景色も目の前に広がる。自転車用のラックもあることに驚いた。どうやらサイクリストにも人気のお店らしい。お店の外に愛車を置いておくのが不安という人にも最高のお店だと感じた。

美味しいクロワッサンとラテをいただいて心も体も温まった。あまりにリラックスし過ぎてしまいもう帰ろうかと思った。笑

折り返し地点の本牧埠頭へ

気を取り直して出発。赤レンガ倉庫を抜けたところで、ポツポツと小雨が降ってきた。雨の予報も出ていなかったし、この時はすぐに止むだろう程度に思っていた。

大桟橋に到着。遠回りになるので立ち寄らなくても良かったのだが、せっかく横浜に来るのでルートに入れておいた。みなとみらいの景色を一望するところができる。

山下公園を抜けると、折り返し地点となる本牧埠頭だ。港湾エリアなので、どこも関係者以外は立ち入ることはできないが、一度も訪れたことがなかったのでどんな所なのか見ておきたかった。

港の見える丘公園へ

本牧を折り返すといよいよ丘陵地帯へ差し掛かる。そこまで長い坂ではないが、ここまで10km以上走っているので脚には良い刺激となる。ホノルルマラソンでも、10km地点にダイアモンドヘッドの坂が待ち構えているので、ちょうど良い練習となった。

11:23 港の見える丘公園に到着。雨風が一層強くなる。普段は穏やかで、その名の通りに港を一望できる公園であるが、この日はあまりの雨風に視界が悪く「港の見えない公園」と化していた。あまりの寒さに耐えきれず早々に撤退。

伊勢佐木町を経てゴール

横浜中華街を通過して馬車道に到着。ここにはGOLD’S GYM横浜店がある。

学生時代にアルバイトとして採用していただき、卒業後もトレーナーとして活動させていただいていた思い出深い場所だ。あれから10年が経つ。今もまだ未熟ではあるが、1から10までお世話になり、僕を成長させてくれた場所だ。

横浜駅をゴールとしていたが、予定としていた20kmをクリアしたので、ルートを変更して伊勢佐木町へ寄ることにした。昔住んでいた家の近くなので久々に寄ってみようと思ったのもあるが、最大の理由は「龍が如く」の次回作の舞台だからである。

ランニングとは話がズレるが、龍が如くシリーズは名作中の名作であり、今までプレイしてきたゲームの中では指折りの面白さだ。どれだけ面白いかはここでは語り尽くせない。あれだけ人情や義理の素晴らしさ、真っ直ぐ生きることの大切さを教えてくれるゲームは他には知らない。既に最新作の体験版はプレイ済みで、伊勢佐木町の街がリアルに再現されていたことには、龍が如くファンとしても横浜好きとしても嬉しい。

帰りは、馬車道駅からまた2時間かけて自宅へ戻った。

振り返り

最初から最後まで天候が優れず、寒さに震えるランニングとなってしまった。しかし、久々に訪れた横浜の街をランニングという新しいスタイルで巡ることができたことは嬉しい。

ランニングにおいてオススメコースと呼ばれるコースはたくさんあるだろうが、結局は自分が走ってみたい街だったり、自分でつくったコースを走ることが一番楽しいということを再認識した日であった。

今年で2度目となるホノルルマラソン。前回も素晴らしい経験となったが、今年はまた違った楽しみ方が見つかると嬉しい。

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