昔から、人前で歌うことが苦手で「これからカラオケ行こう!」的な雰囲気になると、適当な口実をつくって家に帰るという人生を送ってきました。
というより邦楽をほとんど聞かないので、そもそも歌える曲がない。「なんか歌ってよ」と言われても、歌える曲がない。
なんで、こんなことになったのかと言えば、小学生の頃にEUROBEATに出会ってしまったから。それからというもの、クラブミュージックにどハマり。小中学校時代はEUROBEAT一筋。高校生でTranceとUK Hardcoreにハマり、大学に入るとUK Hardcore一本になりました。
こんな感じですから、基本的に人と音楽の趣味が合いません。唯一合ったと言えば、クラスのギャルの子くらい。ギャルはギャル男としか仲良くできないと思っていたけれど、それでも共通の音楽を介して仲良くなることができたから、音楽のパワーはすごいですね。
そんな僕の夢は、いつか海外の巨大クラブに行くことでした。
となると、候補に上がるのがスペインのイビサ島。地中海に浮かぶリゾートアイランドで、巨大クラブが多数存在し、夏になると世界中の有名なDJが集まります。
前置きが長くなりましたが、今回はそのイビサ島に旅してきた記事を簡単にまとめました。
世界最大のパーティーアイランド「イビサ島」
赤いピンのところがイビサ島。地中海に浮かぶ島です。
日本から直行便は出ていないのでバルセロナから経由します。30分くらいですから、山手線で池袋から品川に行くくらい。離陸したと思いきや、ゆっくりする間もなくすぐに着陸態勢に入ります(笑)ちなみに、LCCを利用すれば数千円で行けます。
リゾートホテルやギネス級のクラブが多く集まっているため「パーティーアイランド」とも呼ばれています。
夏のパーティーシーズンになると世界中から有名なDJが集まり、夜な夜なパーティーが開催されます。
50ヶ所以上のビーチが楽しめる
イビサでの楽しみ方はパーティーだけではありません。島には50ヶ所以上のビーチがあり、それぞれのビーチによって特色が異なります。家族で楽しむビーチ、人の少ない静かなビーチ、お洒落なカフェが並ぶビーチ、ヌーディストビーチ、世界一の夕日が見れるビーチなどさまざま。島中を散策して、自分好みのビーチを見つけるのがイビサでの楽しみ方の一つです。
イビサ島はバイクで一周できるほどの島
イビサは小さな島です。車かバイクを利用すれば、1 ~ 2時間ほどで島を横断できます。
移動手段ですが、個人的にはバイク(原付)をおすすめします。レンタカーはほとんどがMT車なので、運転できる方であれば問題ありませんが、僕はATの免許しか持っていないのでバイクという選択肢に至りました。
あと、バイクなら基本的に駐車料金が無料です。路上に「白線」で囲まれたスペースがありますので、そこなら無料で駐車できます。車だと駐車スペースの奪い合いや、夕方の渋滞に巻き込まれるなど、不便そうな光景を目にしました。
日本の普通免許を持っていれば、近場の免許センターですぐに国際免許証を発行してもらえます。レンタカーショップで提示すれば、特に問題がなければ20分ほどで手続きが終わり、レンタルできます。バイクのモデルや時期にもよりますが、1日3000 ~ 4000円前後だったと思います。イビサは小さい島といえど、徒歩での移動は難しいので、移動手段は最優先で確保したいところです。
イビサ島での過ごし方
イビサほどメリハリのある生活はありません。朝5時くらいまでクラブで踊り、昼くらいにダラダラと起床。ビーチでお昼ごはんを食べ、夕方までショッピングや観光を楽しみます。サンセットを楽しんだ後は、夜景を見ながらディナーを楽しみます。ホテルで少し食休みした後、またクラブに繰り出します。基本的にはこの繰り返し。
なので「人をダメにする島」と呼んでいます(笑)ここでの生活に慣れてしまうと、日常に戻れなくなるから。それくらい楽しい島です。
ちなみにクラブですが、ピークが午前2 ~ 3時くらい。あまり早く行きすぎると誰もいないので、よほどお目当てのDJでない限りは退屈します。イベントの内容にもよりますが、少し遅く行くくらいが良いかと思います。
そして、一番注意しなければならないのがシーズンです。先ほど少し触れましたが、イビサ島にはパーティーシーズンなるものがあります。これが7 ~ 9月くらい。どの季節に行ってもイベントが行われているわけではなく、パーティーシーズン以外はクラブは閉まっています。
せっかくイビサに行ったのにクラブで遊べないのは悲しすぎます。イビサに行く際は、各クラブのスケジュール表をチェックし、いつ頃オープンし、いつ頃クローズするのかを事前にチェックするようにしてください。
サンセットで有名なSunset Ashram
イビサ島の魅力の一つは、感動的なサンセットが見れること。オススメの場所はいくつかありますが、その一つは西海岸にあるSUNSET ASHRAM(サンセットアシュラム)。中心街のイビサタウンからバイクで1時間ほどです。お洒落なレストランやショップがあり、海の透明度も高いので、余裕があれば行っておきたい場所の一つです。
私的イビサNo.1ビーチ、のんびりしたいならCala Xarracaがオススメ!
イビサ島には50ヶ所以上のビーチがあります。
すべて回るのは至難ですが、僕が訪れた中でダントツで良かったのがCala Xarraca(カーラ・チャラッカ)です。イビサ島北部にある小さなビーチなのですが、プライベートビーチのような雰囲気です。周辺の街並みが美しく、海の透明度も高い。なにより、とても静かなビーチなので、一人旅の方や時間を忘れてのんびりしたいという方にはオススメです。
イビサ島北部というやや離れたエリアにあるので決してアクセスが良いとは言えませんが、それでも時間的に余裕があれば行っておきたいビーチの一つです。
絶品のパエリアを食べるならCan Salinasがおすすめ
スペインと言えばパエリア、パエリアと言えばスペインですね。イビサ空港から南に行くと、Can Salinasというレストランがあります。ここはアナザースカイで高城剛さんが「世界一美味しいパエリアのお店」と絶賛していたお店です。
「フェデウア」というパスタでできたパエリアをいただきました。お米ではなくパスタでできた珍しいパエリアです。ボリューミーなので一人で食べるのは大変でしたが、とても美味しかったです!
世界遺産のDalt Vilaから眺める地中海
イビサ島は島全体が世界遺産に登録されています。どこを切り取っても美しいのが特徴でしょう。その中でも旧市街地「DALT VILA(ダルト・ヴィラ)から眺める地中海は絶景です。美しい城下町が広がり、まるでジブリアニメに出てきそうな景色です。
世界一のサンセットが楽しめる「Cafe Del Mar」
イビサ島西海岸サンアントニ地区。イビサタウンに次ぐ第二の都市です。ここに「Cafe Del Mar(カフェ・デル・マール)」という、世界一のサンセットが楽しめるカフェ&レストランがあります。夕方になるとDJがサンセットに合わせて心地よい音楽を流してくれ、目の前のビーチにもたくさんの人が集まります。
日中編はここまで。次はいよいよイビサの醍醐味「夜の部」をご紹介します。