人間というのは非常に欲張りな生き物です。経ヶ岳バーティカルリミットを完走して以来「もしかして、これもいけるんじゃない?」症候群が見事に発症しまして、
先日、長野県信濃町で開催されたROCKIN’ BEAR 黒姫トレイルランニングレース(42km)に参加してきました。
結果は6時間55分。無事に完走することができました。
今まで走ったトレイルのレースの中で一番長い距離だったので、完走できるかどうか不安でした。
走っても走っても辿り着かないゴール
いやぁ、めっちゃ長かったです。ほんとに(笑)
42kmなので、距離的にはフルマラソンと同じですが、山の42kmはまた違います。ものすごーーーーく長く感じます。
例えるのが難しいですが、登山者に人気のコースの一つ、北アルプスの表銀座縦走路が約38kmです。普通は、小屋やテントを利用して2泊3日の行程で登るわけですが、今回のレースはそれより長い距離を走るわけです。
しかも、制限時間10時間以内というオマケ付きです(笑) チェックポイントごとにも制限時間が設けられているので、とにかく回収されないようにだけ気をつけました。
容赦無く襲いかかる数々の難所
このレースはいくつかの難所を通ります。
そのうち最大の難所が「モンスターヒル」と呼ばれる急登。
噂には聞いていましたが、想像以上の急登です。しかも、わりと前半部分に現れるので、ここで脚を使い切ってしまわないように、丁寧に登りました。
西野発電所の吊り橋。二人一組で渡らなければならないため、渋滞が予想されましたが、待ち時間は2 ~ 3分ほどでした。この時、一緒に渡っていただいた男性とは奇しくもゴールまで一緒になりました。(本当にお疲れ様でした)
第二の難所「笹ヶ峰」への急登です。この地点で20kmほど走っているので、モンスターヒルよりキツく感じました。しかも、前日に降った大雨の影響で滑りまくりです。
美しい笹ヶ峰牧場を通過する
さて、終始キツいレースなんですが、中盤には笹ヶ峰牧場の美しい景色が広がります。
往路16km地点、復路30km地点にあるエイドステーション。もうありがたいのなんの。コーラをガブガブといただきました。
脚が残っていない。ゴールまでのラストスパート。
レース後半は平坦なルートが続くので、ここでしっかり走れるように脚を残しておくのが攻略ポイント、と聞いていましたが、脚なんか残っていません(笑)
ごはんを食べ過ぎて、楽しみにしていた食後のデザートが食べられない的な感じです。という訳で、ヘロヘロになりなりながらも、なんとか完走。
実は、このレースの一ヶ月前、練習中にヒドい捻挫をしてしまいました。
一ヶ月間走ることができず、当日もサポーターで固めながら走りました。室内バイクと水泳で心肺機能が衰えないようにしていたため、激しいアップダウンも難なく通過することができました。ただ、脚力は低下していたため、42kmという距離を満足に走れたかというと、また来年リベンジしたいという気持ちがあります。
ゴールまで応援してくださった方々に心から感謝します。
さて、この翌週は、人生初のトライアスロンのレースに参加しました。その時のレポはまた今度。