31歳。トライアスロンへの挑戦を決意。

人生というのは不思議なものです。つい数年前までは興味も関心もなかったことに、いつのまにか取り憑かれたように夢中になっていることがあります。

ランニングその典型です。

昔から運動神経は良くて、腕相撲や短距離走などの瞬発系の運動で負けることはありませんでしたが、長距離だけは苦手でした。ちょうど2年前にランニングを始めました。登山のためです。日帰りの山でも息が切れることが多く、持久力をつけようと思ったことがすべてのはじまりです。

最近までは、登山のためのランニングでしたが、今ではランニングのためのランニングになりました。走るのが楽しくて仕方ないのです。12月のホノルルマラソンを完走するための練習ということもあるのですが、大会の有る無しに関わらず、走ることがすごく楽しい。

つい数年前までは、一番嫌いだったランニングが、今では一番好きになっている。これには自分でも驚いています。

苦手だと思っていることは大抵の場合、解決できる。苦手なことを克服できれば、あとは怖いものはない。

先日のタートルマラソン(ハーフ)を終えた後、ふと思ったことがあります。

ランニングはできるようになってきたし、元々ロードバイクに乗るもの好きだった。待てよ。あと泳ぎだけできればトライアスロンへの道が拓けるのではないか。

スティーブ・ジョブズ氏が「点と点はやがて線で結ばれる」と言っていたのを覚えています。まさにその通りになりました。思い立ったが吉日。行動は早い方なので早速ネットで情報を集め、本を買いあさって勉強し、トライアスロンの練習に必要な道具を一式揃えました。といっても、ランニングと自転車関係はほとんど揃っていたので、水泳道具くらいです。

中学生以来泳いでいないので、基礎から学ぶためにトライアスロンの教室に今週から通うことにしました。2年前のランニングと同じ、ゼロからのスタートです。まずは完走に向けて練習を重ねていきたいと思います。

なにか一つのことを極めていたつもりが、気付いたときにはほかの世界への道まで切り開かれていることがある。

 

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