新車購入|JAMIS RENEGADE S5

14年ぶりに新車を購入。歳を重ねるごとに出不精になっている気がする。どこかに行こうと思っても、なかなか重い腰が上がらない。

行きたいところはたくさんあるけれど、車や飛行機を使ってまで行きたいかというとそれも違う。たぶん楽しくない。楽しさ重視で生きているので、ただなんとなく観光して、写真を撮って、美味しい物を食べても、そこまで思い出に残らないと思う。そうした楽しみ方は老後でもできるから。

旅というのは苦労や感動という感情が伴ってこそ楽しく思い出に残るものだと思っているので、できるだけ自分の足を使う比率を高めたい。かと言って、徒歩では時間がかかるし行動範囲も狭まってしまう。

そう考えると自転車が一番合理的だという答えに至った。ということで「旅 & 自転車」をテーマに、長距離かつオフロードもラクに走れるグラベルロードバイクを購入した。

アメリアの老舗ブランドJAMIS(ジェイミス)のRENEGADE S5を購入。RENEGADE(=反逆者)というネーミングがいいですね。S5は日本限定モデルで、エントリーモデルに相当します。グラベルロードという選択肢が少ない中で、見た目と値段、機能性を考えた結果、この選択肢に至りました。

また、クロモリフレームとカーボンフォーク、40Cのタイヤという組み合わせのお陰で振動をしっかり吸収してくれくれるので、僕からすればファーストクラス並の乗り心地です。

試しに近所のオフロードを試走してみましたが、とても快適に走ることができました。ノーマルロードでは走りにくい場所も躊躇なく突っ込めるのがいいですね。子供の頃に近所の裏山をマウンテンバイクで爆走してた記憶が蘇ります。

また、日本の道路は整備されているほうだとは思いますが、それでも凹凸やヒビ、側溝には神経を使います。グラベルロードだとそうした障害がさほど気にならないので心理的な安心感もあります。

グラベルロードの特徴の一つが「ダボ穴」が多く取り付けられていること。キャリアやボトルケージ、バッグをたくさん取り付けられるので、長期遠征やキャンプツーリングまで楽しめます。

僕はすでノーマルロードを持っているので「速さを求めるならノーマルロード」、「旅をするならグラベルロード」という具合に棲み分ける予定です。

50-34T
8速 11-34T

一つ気になったのが、ShimanoのClarisのコンポーネントを搭載していること。Clarisといえばエントリーモデルのロードによく搭載されているやつですね。端的に言えば一番安いコンポ。正直微妙なところですが、他のグラベルロードを調べても意外にもClarisやSoraのコンポを搭載しているモデルが多いのです。ノーマルロードではなかなか考えられないことですね。

ディスクブレーキは機械式です。上位モデルのグラベルロードになると「Shimano GRX」というグラベル専用のコンポを搭載しているものが多くなりますが、その場合は油圧式のディスクブレーキになります。もちろん油圧式のほうが制動力が高いのですが、旅行やキャンプツーリング、輪行などが目的なので、なにかトラブルがあっても自分でもメンテナンスのしやすい機械式を選びました。

JAMIS RENEGADEは上位モデルのS3までは同じフレームを使っているので、もし性能に不満を感じるようであればコンポだけを変えれば良い話なので、とりあえずは標準仕様で楽しんでみることにします。

reynols 520 クロモリフレーム
700 × 40C セミブロックタイヤ

車体重量は記載されていませんが、10kgは超えるのでノーマルロードと比較すると重いです。ただそれは持ち上げた時の重さのこと。クロモリ特有のしなやかさや伸び感を感じるので、走っていて重いということは感じません。軽く坂道も走ってみましたが気にならないレベルです。エントリークラスとは思えないほどの快適な乗り心地です。

そうそう新車は買いませんから、14年ぶりに新車を購入するにあたり時代の進化を感じました。浦島太郎状態だったので色々と勉強になりました。旅行やキャンプツーリングがメインになるので近いうちにリアキャリアを搭載する予定です。自分好みに自由にカスタマイズしていけるのもグラベルロードの魅力ですね。楽しみたいと思います。

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