くっ、首が…
かっ、肩が…
うぉぉぉぉぉぉっ…
ゲームを楽しむ人の中には、体が悲鳴をあげている人も多いはずである。
「なんでそこまでしてゲームやるの?」とは聞かないでください。ゲームを愛する人にしかわからない世界がそこにあるのである。
もっと長時間ゲームをプレイしたいのに、体がそれを許さないなんて悲しすぎませんか?
そこで今回は、ゲームをこよなく愛する方のために、トレーナー兼ゲーマーである私が、効果的なストレッチをご紹介する。
なお、ゲームのみでなく、デスクワークの方やスマホを見る時間が長いという方、慢性的に肩こりに悩まされている方にもオススメなので、ぜひ試していただきたい。
なぜゲームをすると肩が凝る?
そもそも、なぜゲームをしていると肩がこるのだろうか?
様々な原因が考えられるが、大きく2つ考えられる。
姿勢が悪い
ゲームをしていると、どうしても姿勢が悪くなってしまう。
そして、ゲームに集中していると、なかなか自分の姿勢の悪さに気付かない。
背中は丸まり、頭が前に突き出た猫背の姿勢になっていることが多いはずだ。
そうすると、頭の重みを支えるために首や肩の周辺の筋肉がかたまってしまうのである。
ストレスを感じることがある
ゲームの種類にもよるが、プレイ中は何かしらのストレスを感じることがあるはずだ。
PUBGでチーターに出くわした時や、モンハンでレア素材が手に入らなかった時などさまざま。
私たちの体は、ストレスを感じると交感神経が興奮するようになっている。交感神経が興奮すると血管が収縮するのだが、この状態が長時間続くと、血液が流れこみにくくなる。
それが原因で肩こりを招くのである。
これでスッキリ!肩こりを改善するストレッチ!
それでは、ストレッチをしていこう。ストレッチをする時は、次のポイントを守って欲しい。
- 20 ~ 30秒 x 2セットおこなう
- 「ほどよく伸びている」と感じるところまで伸ばす
- リラックスして、呼吸をとめずにおこなう
- 痛みがある場合は、無理をしない
首の横を伸ばす(僧帽筋上部)
- イスに座り、右手でイスをつかむ。
- 左手で頭の右側をおさえ、ゆっくり左に倒す。
- 20 ~ 30秒キープして、元に戻し、もう1度繰り返す。反対側も同様におこなう。
右手でイスをおさえることによって、右肩が上がらなくなるので、より高いストレッチ効果が得られる。
首の後ろを伸ばす(頭板状筋)
- イスに座り、両手で頭の後ろつかむ。
- 背筋を伸ばしたまま、首を下に傾ける。
- 20 ~ 30秒キープして、元に戻し、もう1度繰り返す。
間違った例
背中を丸めると首の筋肉が十分に伸ばされない。背筋を伸ばして、首だけを下に傾けるようにしよう。
首の前を伸ばす
- 腕を組むようにして、左右の肋骨をしっかりおさえる。
- 背筋を伸ばし、真上を向く。
- 20 ~ 30秒キープして、元に戻し、もう1度繰り返す。
上を向いた時に、体ごと反ってしまうので、左右の肋骨をしっかりおさえること。下方向におさえると、より良い。
首の前を伸ばす(別バージョン)
- 立った状態で、両手を後ろで組む。
- 少し上を向き、手を下にさげる。
- 20 ~ 30秒キープして、元に戻し、もう1度繰り返す。
肩を下ろして、首を長くするイメージでおこなうとGOOD!
首の斜め後ろを伸ばす(肩甲挙筋)
- イスに座り、左手で頭の後ろをつかむ。
- 姿勢を正したまま、左のワキをのぞくように首を傾ける。
- 20 ~ 30秒キープして、元に戻し、もう1度繰り返す。
首を前に傾けた時に、体も前に傾かないように注意する。
首の奥にある筋肉を伸ばす(斜角筋)
- イスに座り、背筋を伸ばす。
- 首を左下に傾け、そのまま右の空を見上げる。
- 20 ~ 30秒キープして、元に戻し、もう1度繰り返す。
首の横のあたりが伸びるのを感じたら、そこで止める。
肩全体をほぐす
- 両手を肩にあてる。
- 肘で円を描くように大きく回す。
- 10回ほど回したら、逆回りもおこなう。
腕だけでなく、肩ごと大きく回すようにする。
まとめ
「そんなに肩がこるまでゲームやらなきゃいいじゃん」なんて冷たいこと言わないで欲しい。
本気でゲームを愛している私からすれば、ゲームのない生活なんかあり得ない。
ただ、せっかくのゲームも体が悲鳴をあげてしまったら、集中して楽しむことができない。
今週からモンハンワールド:アイスボーン(Steam版)に続いて、龍が如く7も発売される。3月にはファイナルファンタジー7のリメイク版も発売予定という怒涛のラッシュ。
きちんと体をケアしてあげなければ、体がゲームに追いつかないのだ。
今回ご紹介したストレッチを、ゲームの休憩中や、プレイの後に試してみて欲しい。もちろん、全部やらなくてもOK。どれか1つだけを丁寧にやるだけで充分効果を実感できるはずだ。
これからも楽しいゲームライフを送れることを応援している。
No stretch, no game.