先日、神社検定3級と2級に合格しました。
神社検定とは、神社や神道について学ぶ検定です。
でも、最初から神社について詳しくなりたかったわけではありません。
旅行をしていると、あることに気づきます。
日本はどこへ行っても、だいたい神社がある。
日本にはたくさんの神社があり、街中はもちろん、地方へ行っても、山へ登っても神社があります。
登山が好きな僕も、山の麓や山中、山頂にある神社や祠をよく見かけてきました。

以前の僕が知っていたのは、
「この地域を守ってくれている神様なんだろう」
「この山に関係する神様なんだろう」
そのくらい。
登山前に安全を祈ったり、無事に下山できたときにお礼を伝えたりはしていましたが、神社について深く考えることはありませんでした。
神社に興味を持ったきっかけ
そんな自分が大きく変わったのが、東京から自転車でお伊勢参りをしたことでした。

大変な思いをして伊勢までたどり着き、伊勢の神宮を訪れたとき、今までとは明らかに違う何かを感じました。
自転車で走り続けてきた達成感もあったと思います。
でも、それだけでは説明できない感覚でした。
涙まで出てきた。

そこから、
「神社って、そもそも何なんだろう?」
「日本人は昔から、神様とどう付き合ってきたんだろう?」
と、もっと知りたくなっていきました。
神社をどうやって学べばいい?
ところが、いざ勉強しようと思うと、何から手をつければいいのか分かりません。
学校で神道について詳しく教わるわけでもない。
ネットやYouTubeで調べても、情報はたくさんありますが、断片的だったり、さまざまな解釈があったりします。
神道には、仏教やキリスト教のような教典はありませんしや、特定の開祖がいるわけでもありません。
それは神道の面白さでもありますが、体系的に学ぼうとすると難しいところでもあります。
そこで行き着いたのが、神社検定でした。
神社検定で、神道の全体像を学ぶ
神社検定では、神道の歴史から神社の成り立ち、日本の神話などを体系的に学ぶことができます。
本屋さんで神社の本を探しても、特定の神社について書かれたものや、全国の神社を紹介するものなど、情報がそれぞれ分かれていることが多い。
僕が知りたかったのは、
「日本人がどんな歴史をたどり、どのように神様と付き合ってきたのか」
という全体の流れでした。
そういう意味で、神社検定は自分にとってすごくいい入口になりました。
3級は、神社を知るための基本
3級では、神社を参拝するうえでも役立つ基本的な知識を学びます。
神社の基礎知識や参拝作法、全国の主な神社、古事記や日本書紀に登場する神話、神棚の祀り方、伊勢神宮についてなど、神社に興味を持った人がまず知っておきたい内容が中心です。
実際に神社を訪れるときにも役立つ知識が多く、「神社について、まず基本から知りたい」という人にはちょうどいい内容だと思います。
そして、そこから一歩踏み込んだ内容になるのが2級です。
2級は、想像以上に難しかった
2級になると、神社そのものの知識だけではなく、神社がどのように生まれ、発展し、日本の社会と関わってきたのかまで学んでいきます。
たとえば、
- 神社がどのように成立し、発展してきたのか
- 古代から現代まで、神社と社会がどのように関わってきたのか
- 神社と武士や権力者との関係
- 神仏習合から明治の神仏分離、国家神道へと至る歴史
など、かなり踏み込んだ内容です。
3級が「神社を知るための基本」だとすれば、2級は「神社を歴史の中で理解する」という感じ。
3級に比べると、2級は内容が一気に難しくなります。
基本的には公式テキストを使って、自分で勉強していきます。
全部を最初から最後まで読み込もうと思うと、正直かなり大変です。
2級の勉強には、検定講座が役立った

そこで、僕は神社検定の検定講座にも参加しました。
開催された講座には、すべて参加しました。
これがかなり良かった。

一人でテキストを読んでいると、どうしても個々の出来事や用語を覚えることに意識が向いてしまいます。
でも講座では、神社や神道の歴史を流れに沿って説明してくれる。
「この時代にこういうことが起きた」
「だから、こういう変化につながった」
という全体像が見えてくるので、テキストの内容も理解しやすくなりました。
結果的に、2級の勉強がかなりしやすくなったと思います。
場所の関係などで講座に参加できない場合も、動画で学べるものがあるので、そういう選択肢があるのもありがたいところです。
神社の見方が変わった
勉強して一番変わったのは、神社の見方です。
「この神社って、そういうところだったんだ!」
と、今まで見えていなかったものが見えるようになりました。

特に、古事記を読んでから神社へ行くと面白い。
本の中で読んだ神様が、実際にその土地で祀られている。
神話と、その土地の歴史がつながってくる。


そうすると、これから行く神社が楽しみになるだけではなく、昔行った神社にももう一度行きたくなります。
同じ神社なのに、知識があるだけで見え方がまったく違う。
これが神社を学ぶ面白さだと思っています。
神社を知ると、旅がもっと楽しくなる

神社について知るようになると、旅行先で神社を見つけるたびに、
「ここにはどんな神様がいるんだろう?」
「なぜ、この場所に神社があるんだろう?」
と気になるようになります。
神社を知ることは、その土地の歴史を知ることでもある。
そして、その土地の歴史をたどっていくと、少しずつ日本という国そのものが見えてくる。
神社を知ると、日本がわかる。

そんな感覚を持つようになりました。
だから、神社を学んでから旅行がさらに面白くなりました。
そして、勉強していると好きな神様も出てきます。
いわば「推しの神様」です。
その神様を祀る神社を訪ねたり、もっと知りたくなったりするのも、神社の楽しみ方のひとつだと思っています。
来年は1級へ
正直、神社検定を受けなくても神社の勉強はできます。
でも、基本的な知識があることで、ほかの本も読みやすくなりました。

何より、僕自身は神社検定の勉強を通して、神社の見方が変わり、旅行がもっと楽しくなりました。
そして、日本という国について知ることの面白さも感じるようになりました。
今年は3級と2級。
来年は1級を目指します。
また全国各地の神社を巡りながら、楽しみながら神社について学んでいきたいと思います。
神社を知ると、旅が変わる。
これが、神社検定を勉強してみて一番感じたことです。

