わたし、股関節が硬いんです。
もっとも多いご相談の一つです。「もう少し股関節が柔らかかったらいいのにな」と感じている方は多いかと思います。
そこで今回は、ラクに股関節を柔らかくできる「フレックスクッション」というアイテムをご紹介します。
目次
股関節を柔らかくすることのメリットはたくさん!
股関節を柔らかくするメリットとして、以下のものが挙げられます。
- 筋トレ・スポーツの全般のパフォーマンスが上がる
- ヒップアップ効果がある
- 姿勢と歩き方が綺麗になる
- 全身の血流がUPする
- 柔らかいだけで魅力的に見える
筋トレならスクワットのフォームが綺麗になったり、ワイドスクワットで深くしゃがめるようになります。デッドリフトで腰が曲がりにくくなるので、腰痛予防にもなります。ランニングなら脚の回転がスムースになり、登山なら段差をラクに登ることができます。
また、猫背になりにくく姿勢が綺麗になるので、スタイルがよく見えます。もちろん、バストやヒップの位置も上がります。
股関節が硬いと、動きがどこか鈍臭い感じになってしまいますので、ぜひこの機会に柔らかくしていきましょう。
そもそもなぜ股関節が硬くなるのか?
股関節が硬くなる最大の原因が、デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢のまま過ごす時間が多いこと。筋肉は動かさないと硬くなってしまう性質があるんですね。
筋肉が硬くなっている状態というのは、言い換えれば、筋肉が縮んでいる状態です。なので、ストレッチをして伸ばしてあげることで、元の長さに戻すことができます。
そして、大切なことですが「どんな方でも必ず柔らかくなる」ということ。ストレッチの話題になると「昔から硬い」というように、なかば諦めモードになってしまっている方が多いと思います。
ただ、きちんと正しい方法でストレッチをすれば、どんな方でも必ず柔らかくなりますのでご安心ください。
フレックスクッションを使うと、股関節が劇的に柔らかくなる
ストレッチのポイントは2つ。
1.リラックスしておこなうこと
2.正しいフォームでおこなうこと
股関節のストレッチって、「痛い」「筋肉が切れそう」というイメージがありますよね。苦悶の表情を浮かべて、一生懸命カラダを前に倒そうとする方が多いんです。でも、そうすると筋肉はさらに硬くなってしまうんです。
簡単に言うと、筋肉が切れてしまわないように「防御システム」が働いて、強張ってしまうんです。
なので、ストレッチはできるだけリラックスしておこなうことが大切なんです。とは言っても、どうしても力んでしまうと思うんですね。そこで、僕がおすすめするのがフレックスクッションです。

SANTEPLUSより引用
一見シンプルな三角形のクッションですが、これがすごい。フレックスクッションに座ることで、傾斜によって体が自然に前に傾きます。すると、余計な力を入れずに、ラクにストレッチができるんです。
先ほどもお伝えしたように、股関節のストレッチって、どうしても「ヨイショ!」と、頑張ってカラダを前に倒す必要がありますよね。そこで力んでしまうことによって、無駄な筋肉を使ってしまうのでリラックスができないんです。
また、ストレッチの姿勢を維持することもできません。筋肉を柔らかくするには、最低でも20 ~ 30秒くらいは筋肉が伸ばされた姿勢を維持する必要があります。なので、苦しい姿勢のままその状態を維持するのは無理があります。
フレックスクッションを使うことで、傾斜によって自然にカラダが前に傾くので、ラクにそしてリラックスして筋肉を伸ばすことができるんです。
フレックスクッションを使ってストレッチをしている動画がこちらです。
動画では大きくカラダを倒していますが、そこまでする必要はありません。あくまで筋肉が伸びている感覚があれば充分です。その理由と具体的な方法については次にご紹介していきます。
骨盤が立つことでストレッチ効果が倍増する
もう一つ、大きなメリットがあります。
骨盤がしっかり立つので、正しいフォームでストレッチができること。
例えば、開脚のストレッチ。
床に座って前屈しようと思ったら、写真のように背中が丸まりませんか?
体が丸まった状態というのは、骨盤が後ろに倒れた状態です。そうすると股関節周りの筋肉をしっかり伸ばすことができないんです。(こちらの記事にわかりやすくまとめてあるので、ご参照ください。)
ストレッチで大切なことは、正しいフォームでおこなうこと。
フレックスクッションを使うことで、写真のように、ラクに骨盤を立てることができるんです。背筋が真っ直ぐ伸びて、骨盤も前に傾いているのがお分かりいただけると思います。
これが、正しいフォームです。フレックスクッションを持っていないという方も、実際に床でおこなってみてください。背筋を伸ばすと、ももの内側あたりが、ピーーンと張るような感覚がありませんか?
それが筋肉がしっかり伸ばせている状態、つまり正しいフォームでストレッチできているということなんです。
自分のレベルに合ったストレッチができる
いきなり両脚を広げるのは難しい、あるいは、両脚を広げると背中が丸まってしまうという方は、片脚ずつでもOKです。片脚を曲げ、反対の足は膝が曲がらないように真っ直ぐ伸ばします。
この時も背筋をしっかり伸ばしましょう。天井から糸で頭を吊られているようにイメージするといいです。
もし片脚ずつでもツラかったり、膝が曲がってしまうという場合は、脚の角度を狭めても大丈夫です。無理に力まない範囲でストレッチしてみてください。
写真は、内もものストレッチですが、足を前に伸ばせばもも裏のストレッチもできます。その他いろいろな使い方ができますので、ぜひ検索してみてください。
ストレッチのポイント
ストレッチのポイントは以下の通りです。
- 30秒 x 2 ~ 3セットが目安
- 1日に何回やってもOK
- 少しだけ痛いところでキープ
- ゆっくり呼吸をしながらおこなう
あとは、家の中で自分が一番いる空間に置いておくことです。これが一番大切かもしれません。
というのも、どこか片隅に置いておくと、使わなくなってしまうんですよね。ストレッチはとにかく頻度が大切なので、暇さえあればできる場所に置いておくのがオススメです。
僕は、自室のテレビの前に置いています。常にエアコンも効いていますし、テレビもついていますから、椅子に座る代わりに、フレックスクッションに座っています。とにかくリラックスした状態で「ながらストレッチ」ができるので、ラクに股関節を柔らかくすることができます。
お値段はやや高めだけど、コスパは最強。
唯一のネックとして、お値段が1万円少々すること。決して安い買い物とは言えません。
ただ、フレックスクッションはとてもコスパがいいアイテムだと思います。というのも、筋トレとかストレッチアイテムって、買った時はワクワクするんですが、数ヶ月後にはものの見事にホコリをかぶっていて「どうしてこんなもの買ってしまったんだろう」と後悔してしまうんですよね。フリマアプリ行きになってしまったり。
先ほどもお伝えしたように、テレビやYouTubeを見ながらでも、ラクにストレッチできるので、その心配がないんですよね。僕も、過去にいくつか筋トレやストレッチアイテムを買ってきましたが、その中でもフレックスクッションだけは、続いています。
おかげで股関節は常に柔らかい状態をキープできています。
まとめ
今回は、ラクに股関節を柔らかくできるフレックスクッションをご紹介しました。
柔軟性には個人差がありますが、どんなにカラダが硬いという方でも、正しい方法で続ければ必ず柔らかくなります。
すぐには変化は顕れませんが、まずは続けてみること。1ヶ月もきちんと続ければ、少なくとも今よりは確実に柔らかくなります。ぜひ参考にしてください。