一眼レフを手にとって8年ほどが経ちます。
自分で撮影した写真を、先日初めて印刷しました。
なぜ印刷するに至ったのか。また、実際に印刷してみて感想について簡単にまとめてみました。
写真を印刷しようと思った理由
今まで、撮影した写真はスマートフォンに保存したままかSNSに投稿するのみで、印刷するという考えがありませんでした。
しかし、趣味である登山を続けているうちに、撮影した写真を印刷して自分のパーソナルトレーニングジムに飾りたいという気持ちが湧いてきました。
お客様からも「ネットにアップするだけではもったいない」と言われていました。思い返せば、私が登山をはじめたきっかけが、そのお客様に見せていただいた立山(厳冬期)の写真の美しさに感動したからです。
自分で撮影した写真をスタジオに飾ることで、同じように登山に興味を持ってくれるお客様がいれば、それは嬉しいことです、それがきっかけで健康な身体やより良い人生に繋がれば、トレーニングジムとしての本来の目的も果たせます。

自分で印刷することに決めた理由
何日も悩んだ結果、自分で印刷することに決めました。印刷サイズは、写真展等でよく使われるA2サイズで印刷したいと思っていました。
しかし、壁に飾るような大きめの写真は、専門の業者に依頼するか、自分でプリンターを購入するかの二択です。業者に依頼すると一枚あたり数万円はします。かといってプリンターを買ったところで頻繁に印刷するわけでもないし、インクが劣化しそうですし、なにより大型なのでかなりの場所を占領することになる。この問題がずっと頭を悩ませていました。
最終的には、自分が山に登って写真を撮りさえすれば印刷頻度の問題は解消できるという考えに至り、プリンターの購入を決意した次第です。やや強引な考えですが。
豊富な印刷用紙の種類にも興味があり、自分なりに色々試してみたかったという気持ちもありました。A2サイズに対応したプリンターは主に、EPSONのSC-PX3VかCanonのPRO-1000があります。
ここでも頭を悩ませ、実際に店頭に足を運んでサンプルを比較したりもしました。正直、どちらのプリンターで印刷した写真も美しく、素人の私には違いがわかりませんでした。
Canonの一眼レフを使っている理由でCanon PRO-1000に決めました。

専用のプラグインソフトがとても使いやすい
Print Studio Proというプラグインソフトを、Photoshopから起動させて印刷します。これが非常に便利です。
プリンターの種類と用紙の種類、サイズ、仕上がりの品質、クリアコートの有無などの項目があり、とてもわかりやすいつくりになっています。

仕上がりのイメージもわかるのでまず失敗することはありません。
用紙も一枚あたりの値段が高いことと、インクも大量に消費するので、なるべく失敗は避けたいものです。
印刷用紙はCanon純正の光沢プロ(プラチナグレード)を使いました。とても綺麗に印刷できます。
実際に印刷してみた感想
衝撃でした。正直スマホやPCで見た方が美しいのだろうと高を括ていたのですがなんのその。
プリンターからゆっくり排出される写真の鮮やかさに驚きました。用紙のサイズが大きいこともあるのでしょう、実際に山で見た光景が鮮明に蘇ってきました。
厳冬期の赤岳の写真が気に入っていたので、早速印刷をかけてみたのですが、ブルーの発色がすごく綺麗。ムラになるのではないか、思い通りの色がでないのではないのか、そんな不安な気持ちは一瞬消え去ります。
写真を飾るパネルは「アクリルフレーム」が綺麗

スタジオの壁に飾るのに、パネル選びも悩みました。
せっかく綺麗に印刷しても、写真とパネルの相性が悪ければ残念な結果になりかねないからです。また、コンクリートの打ちっ放しのスタジオの雰囲気にも合わせる必要がありました。
選んだのはシンプルなアクリルフレームです。
風景写真を収めるので、なるべく他の色や情報を入れない方が良いと思い(意識が分散されるため)、シンプルなクリアにしました。
まとめ
安い買い物ではないので最後まで悩みましたが、結果的に大満足でした。
お客さまからも『綺麗ですね!』『こんなところに登ってきたんですか!』『空が綺麗!』という声をいただきました。
思いのほか綺麗に印刷することができたので、季節ごとに変えていけたら、また登山にいく楽しみも増えそうです。